結婚詐欺は立証が難しいとされています。
「結婚するつもりだった」と言われてしまえば、騙している証拠が必要となるからです。
ですから、「一緒になりたい」「結婚しよう」という甘い言葉を餌に金銭を要求する結婚詐欺はなくならないのです。
結婚詐欺かも知れないと気付いたら早めに対処しなければ手遅れになります。
相手が気付いていない間に探偵に依頼し身辺調査すれば渡した金銭だけでなく、慰藉料を請求も出来ます。
結婚詐欺の見分け方や探偵に依頼する解決方法を学びましょう。
目次
結婚詐欺かも?結婚詐欺師の見分け方とは
結婚詐欺かもしれないと気付くには見分け方を知る必要があります。
結婚詐欺師は同じような行動をするので、疑い始めたらチェックポイントを確認してみましょう。
複数に当てはまったら結婚詐欺である可能性は高いです。
- 一緒に写真を撮ったことがない
- 結婚の話は出ているのに話が進まない
- 相手の友人に会ったことがない
- 家族に会わせて貰えない
- 貯金額を聞いてくる
- 頻繁にお金を要求されている
一緒に写真を撮ったことがない
結婚詐欺師は物的な証拠を残すことを極端に嫌います。
ですから、一緒に写真や動画を撮るのを嫌がります。
付き合っているなら普通は一緒に写真を撮るのは嬉しいことです。
しかし、「顔色が悪いから」「恥ずかしいから」など様々な理由で写真を撮るのを阻止してきます。
また、写真を勝手に撮ると、怒ったり、写真を消去させる行動に出るのも特徴の1つです。
結婚詐欺を疑ったら、一緒に写真を撮るのを提案してみましょう。
結婚の話は出ているのに話が進まない
「結婚したい」と口では言うのに一向に話が進まないのは怪しいです。
結婚したい意思があるなら、お互いの両親に会ったり、婚約指輪などを用意するはずです。
口ばかりで行動しないのは結婚する意志がないからなのです。
なお、結婚詐欺師は「結婚」の2文字を口にしますが、メールやLINEなどに証拠を残さないケースがあります。
ですから、結婚の話が何度も出てきたら、メールやLINEで結婚する意志があるのかを聞いておきましょう。
結婚したいと返事があったら証拠になりますし、話をすり替えてきたら結婚詐欺の可能性が高いです。
相手の友人に会ったことがない
結婚する相手には自分のことを知ってもらいたいはずです。
ですから、自分の友人を紹介したいものです。
しかし、結婚詐欺師は真逆です。
自分の素性は明かしたくないのです。
友人や知人を会わせることはないですし、もしも偶然会ったとしても逃げるような態度を取ります。
また自分の友人だけでなく、相手の友人や知人と会うことも避けます。
自分と恋人だけのみの関係を望み、他者を介入させようとしないのは結婚詐欺を疑いましょう。
家族に会わせて貰えない
結婚するとなったら特別な場合を除いて、お互いの家族に会わせます。
しかし、結婚詐欺師は家族に会わせることはありません。
家族に会わせられない理由があるからです。
結婚する意志がない、すでに結婚している状況などです。
また、結婚詐欺師の中には死別していたり、何らかの理由で家族おらず孤独だという立場をとることもあります。
家族に会わせて貰えない、家族がいないなどの状況はかなり怪しいです。
なお、基本的には相手の家族に会うのも嫌がります。
貯金額を聞いてくる
結婚詐欺師が本当に欲しい物はお金です。
結婚という2文字をちらつかせてくるのもお金を引き出すための餌に過ぎません。
ですから、結婚詐欺師はお金があり、結婚したい人をターゲットにします。
付き合う前から貯金額を聞いてくるなら、最初からお金が目当てである可能性は高いです。
また、結婚詐欺師は貯金額だけでなく、年収や実家の資産などにも興味を示す傾向があります。
出会って間もないのに貯金額などお金のことを聞いてくるようなら一度距離をとる必要があります。
頻繁にお金を要求されている
結婚する相手がピンチなら救ってあげたい気持ちになるのは普通のことです。
しかし、頻繁にお金を要求されるのは明らかにおかしいです。
結婚詐欺師はあらゆる理由でお金を要求してきます。
自分が病気、怪我をした、親が病気になった、事業で失敗したなどあり得そうな理由を作るのです。
ですから、結婚していない段階でお金を要求されたら断る勇気も必要です。
もしも断った時に、キレられたり、別話になったりすれば、お金だけが目的であることを疑いましょう。
結婚詐欺で請求出来る慰謝料の相場とは
結婚詐欺の慰謝料の相場は30~300万円程度と幅広いです。
結婚詐欺を立証することが難しく、証拠次第では慰謝料請求すら出来ないケースもあります。
しかし、結婚詐欺である確実な証拠があり、悪質であると認められた際は高額な慰謝料を請求出来ます。
結婚詐欺師に確実に慰謝料を請求したいなら、証拠集めは調査のプロである探偵に依頼しましょう。
そして、信頼出来る腕のある弁護士に慰謝料請求を依頼しなければなりません。
また、結婚詐欺の民事訴訟には、7年の時効があります。
早めに手を打たなければなりません。
結婚詐欺で慰謝料請求が可能なケースとは
結婚詐欺で慰謝料請求するには大きく分けて2つのパターンがあります。
1つ目は、詐欺であることを証明するパターンです。
2つ目は婚約破棄であることを証明するパターンとなります。
どちらも精神的苦痛による慰謝料請求となりますが、確実な証拠が必要となります。
- 詐欺を証明出来る証拠がある
- 婚約破棄を証明出来る証拠がある
詐欺を証明出来る証拠がある
結婚詐欺を証明は難しいです。
なぜならいくらでも言い訳が出来るからです。
最初から騙すつもりだったことを証明出来なければ「結婚したかったのは本当だが気持ちが無くなった」と言われてしまえばどうしようもありません。
例え、お金を貸していたとしても「返済する気がある」と言い訳されてしまいます。
ですから、結婚詐欺を証明するには相手を最初から騙すつもりだった具体的な証拠を用意しなければなりません。
- 既婚者で妻子がいた
- 複数の婚約者がおり他にも被害者がいる
- お金を借りる理由が嘘だと分かるもの
- 学歴や職業などで嘘をついている
などを証明出来れば結婚詐欺で慰謝料を請求出来ます。
これらの証拠は素人が集めるのは難しいですし、結婚詐欺師は口が達者です。
結婚詐欺の証拠を集めて訴えるなら、調査は探偵、慰謝料請求は弁護士に依頼する必要があります。
婚約破棄を証明出来る証拠がある
婚約とは相手を生涯の伴侶として結婚することを約束することです。
法的な手続きはありませんし、形式的には決まりごとがありません。
しかし、結婚する約束を一方的に破った場合は相手に慰謝料や損害賠償を請求することが出来ます。
それには婚約していた事実を証明する必要があります。
一般的には婚約したと言えるのはプロポーズ後です。
プロポーズを承諾すれば結婚の約束をしたと言えます。
また、具体的な証拠としては下記があります。
- 結納している
- 婚約指輪
- 結婚式場の見学・予約の事実
- 家族や友人に紹介している
- 書面による婚約の同意書
結納や家族や友人に紹介しているなら、当事者2人だけでなく第三者に結婚する意志を伝えていることになります。
また、婚約指輪や結婚式場の予約のメールなども証拠となります。
なお、婚約時に書面で同意書を交わすケースもあります。
婚約破棄の証拠のためには写真が必要となることもあります。
ですから、結納時や結婚式場でウエディングドレスを試着している写真を撮っておくことは大切です。
当事者2人だけでなく分かりやすい証拠を手に入れておきましょう。
また、婚約破棄が正当でなかったことも証明しなければなりません。
自身が浮気、借金、暴力などの事実があれば、正当な婚約破棄だとみなされます。
それらの事実がないことも証明するのです。
慰謝料請求時に必要な証拠とは
慰謝料請求時に有利になる具体的な証拠は、金銭を振込んだ際の明細、素性を偽っている、既婚者だったことを証明などがあります。
どれも客観的に相手を騙そうとしていることが分かる証拠ですので、裁判や調停にでも有利になります。
相手が結婚詐欺かもしれないと考えたら、これらの証拠を集めるようにしましょう。
- 金銭を振込んだことを証明する明細
- 相手の素性について
- 相手が既婚者だった場合の証拠
金銭を振込んだことを証明する明細
結婚詐欺師の目的は相手のお金です。
あらゆる手段、嘘の理由を言い、お金を引き出そうとしてきます。
結婚詐欺にあったら、いくらのお金を貸したのかを証明出来なければなりません。
それにはいくらお金を貸したのかが明確である必要があります。
- 銀行振込明細
- 銀行通帳やネットバンクの明細
- 捺印と自筆のサインがある借用書
銀行振込でお金を渡したのであれば、明細書があるはずです。
もしも明細書を無くしてしまっても、振込ならば銀行通帳で日付と金額が分かります。
またネットバンクでも同様に明確にお金の振込金額、振込先は分かります。
なお、もっと確実なのは結婚詐欺師の捺印と自筆のサインがある借用書です。
個人のお金の貸し借りでも借用書は作ります。
婚約者であっても作るべきと用意しましょう。
もしも借用書を作るのを躊躇したら結婚詐欺である可能性があります。
なお、お金を貸すときに現金を手渡しするのは最も危険です。
証拠が全く残らないですし、借りた覚えはないと言い逃れされます。
相手の素性について
相手が素性を偽っている証拠も慰謝料請求では有利になります。
結婚詐欺師は、騙す相手に魅力的に見えるようにプロフィールを偽っていることが多いです。
それらを調査することにより証明するのです。
具体的には下記のようなプロフィールを偽ります。
- 学歴
- 職業
- 住んでいる場所
- 本名や家族構成
結婚する相手の学歴や職業は非常に重要です。
良い大学を出ていれば、年収が高い会社に勤めていることが多いですし、今後も有望であると女性は考えます。
また、社会的ステイタスのある職業だと嘘も付きます。
医者や弁護士、公認会計士だと会社員よりも遥かに年収が高く魅力的に感じます。
専門的な話が必要になる医者や弁護士ではなく、単に社長や起業家だということもあります。
都会では住んでいる場所もステイタスの1つです。
なお、名乗っていた名前も嘘だったケースも少なくありません。
もしも結婚詐欺師に逃げられた場合も諦めることはありません。
探偵に依頼すれば結婚詐欺師との今までのやり取りから居場所を特定し調査して貰える可能性はあります。
困った時には探偵に相談してみましょう。
相手が既婚者だった場合の証拠
結婚詐欺師は既婚者であることもあります。
騙し取ったお金が妻子の生活費や遊興費になっているケースもあります。
既婚者だった場合の証拠があれば、重婚は出来ないのに結婚を約束しているのですから、明確に詐欺だと判明します。
気を付けなればならないのは、既婚者だと知っていなかったことを証明すべきことです。
もしも、既婚者だと知っていて付き合っていたら、結婚詐欺師の配偶者から訴えられる可能性があるのです。
ですから、下記のような証拠が必要となります。
- 相手が独身と嘘をついていたこと
- 自らが既婚者だとしらなかったこと
- 気付いてすぐに交際を止めたこと
- 現在は肉体関係がないこと
これらの具体的な証拠を集めるのは大変です。
結婚詐欺師が既婚者だったならば焦らずに探偵に相談して調査した方が安全で確実です。
結婚詐欺かも?調査を探偵に依頼しよう!
付き合っている相手からプロポーズされたのに一向に入籍の話が進まない。
お金を頻繁に貸して欲しいと言われるなら、結婚詐欺を疑わなくてはなりません。
結婚詐欺かを調べるには自分自身では困難です。
相手に調べてることを気付かれたら、逆上されるリスクもあります。
何よりも結婚詐欺は証拠を集め、相手に認めさせるのが難しい詐欺です。
ですから、調査はプロである探偵に依頼するのが安心で確実です。
探偵に依頼した際の調査内容や費用等について知りましょう。
- 結婚詐欺疑惑のある相手の身元調査を行う
- 被害について相談することも出来る
- 結婚詐欺か調査をした場合の費用とは
結婚詐欺疑惑のある相手の身元調査を行う
結婚詐欺の疑惑のある相手に探偵が行うのは身辺調査です。
身辺調査とは調査対象者を張り込み、尾行をして行動を把握します。
また、聞き込み調査もします。
その結果、氏名や年齢、現住所、実家、家族構成などを知ることが出来るかもしれません。
また、学歴、勤務先、婚姻歴などについても調査出来ますので、プロフィールで嘘を付いているかも分かります。
経済状況、普段の素行を調査することにより、お金の使い道が分かりますので、お金を借りた理由が本当かどうかもはっきりします。
聞き込みによる風評、交友関係も分かります。
つまり、結婚詐欺の疑惑がある相手の身辺調査を探偵に依頼すれば、既婚者なのか、学歴・職業やお金を借りた理由に嘘はないのかが分かり、詐欺なのかどうかが判明します。
同時に写真を撮影したり証拠も掴んでくれますので、慰謝料請求に有利になります。
また、調査対象者に逃げられた場合も身辺調査は可能です。
疑惑が浮かんだら、早く探偵に相談しましょう。
被害について相談することも出来る
探偵事務所はただ依頼を受け付けるだけではありません。
依頼者の心のケアも行います。
結婚詐欺で傷ついた心を癒すには誰かに相談する必要があります。
探偵事務所には浮気専門カウンセラーを含め、恋愛に詳しいカウンセラーが在籍しています。
探偵が調査中は不安な気持ちになりますが、カウンセラーに相談することにより、安心して待つことが出来ます。
なお、調査後についてもカウンセラーは親身になって相談に乗ってくれます。
カウンセラーだけでなく、探偵事務所には提携している弁護士もいます。
結婚詐欺の証拠を掴んだら、貸していたお金を取り戻すだけでなく、慰謝料請求もします。
そんな時に、経験豊富な弁護士をアフターフォローで紹介してくれます。
結婚詐欺か調査をした場合の費用とは
結婚詐欺かは相手の身辺調査で判明します。
身辺調査の相場は約50万円~70万円程度です。
調査期間は1ヶ月程度のケースが多いです。
探偵事務所の中には身辺調査に時間制プランで行うこともあります。
時間制プランの業界最安値宣言してるHAL探偵社なら探偵1人1時間7,000円となります。
調査対象者の名前や住所、行動がある程度把握しているなら、相場よりも安く出来ます。
まずはHAL探偵社に相談してみましょう。
相談と見積は無料ですので、一歩を踏み出す勇気さえあれば大丈夫です。
結婚詐欺師が行う手口・狙われやすい人とは
結婚詐欺師が行う手口を知っておくことで、被害にあう可能性は低くなります。
自分が結婚詐欺師に狙われるタイプだと分かっていたら、付き合う際に相手の行動に気を付けるようにしましょう。
- 結婚願望がある人を狙う
- 異性に依存しやすい人を狙う
- 自分に自信がない人を狙う
- 女性に対して紳士的な行動を取る
- 女性が好む学歴を語る
結婚願望がある人を狙う
結婚詐欺は「結婚」という2文字を餌にお金を引き出します。
元々結婚する意志がない人は被害にあう可能性はゼロに近いのです。
反対にどうしても結婚したいという願望が強ければ強いほど被害にあう可能性は高くなります。
結婚詐欺師は結婚願望が強い人を見抜く能力に長けていますので注意が必要です。
なお、婚活パーティーや婚活アプリなどに登録して狙っていることもあります。
婚活する際は結婚詐欺師が紛れているかも知れないと注意しましょう。
異性に依存しやすい人を狙う
お金を要求し引き出すには自分に夢中にさせなければなりません。
自分がいなければ絶望を感じるくらい依存させればお金を引き出すのは簡単だと結婚詐欺師は知っています。
ですから、結婚詐欺師は異性に依存しやすい人を狙います。
異性と付き合うと、友人と遊ばなくなったり、常に相手のことばかり考える人は少なくありません。
今まで異性とどんな付き合い方をしたのかを振り返ってみて、依存しやすいなら注意が必要です。
自分に自信がない人を狙う
結婚詐欺師は自分が相手にとってなくてはならない存在になるのはもちろんですが、相手に対しても同様の気持ちを持っているようにみせます。
自分に自信がない人にとって、頼られることはとても嬉しく、相手の役に立ちたいと考えます。
ですから、結婚詐欺師がお金で困っているなら出してあげてしまうのです。
また、結婚詐欺師は褒め上手です。
自信がない容姿や性格を褒められれば、誰だって嬉しいです。
結婚詐欺師はその気持ちを利用するのです。
女性に対して紳士的な行動を取る
結婚詐欺師は魅力的な振る舞いをします。
異性が素敵だな、もっと話してみたいという行動をします。
女性に対しては常に紳士的で喜ぶような行動しかしません。
実生活ではなかなかレディーファーストな場面はありません。
ですから、結婚詐欺師の紳士的な行動は女性にとって新鮮であり、魅力的に感じるのです。
魅力的な男性でなければ、女性はお金を出しません。
それを結婚詐欺師は分かっています。
女性が好む学歴を語る
結婚詐欺師は嘘を付くことに罪悪感はありません。
女性を騙してお金を引き出すことができれば、どんな嘘だって付きます。
女性が好む学歴を語るのも騙すためです。
東大や京大などの一流大学や海外留学の経験に惹かれる女性は少なくありません。
学歴は年収に大きな影響を与えますので、結婚の条件の1つにもなります。
また、学歴が良ければ勤務している会社も一流だと嘘を付くことが出来ます。
結婚詐欺師は紳士的な行動だけでなく、学歴でも女性にとって魅力的であろうとします。
まとめ
一度は愛し合い、結婚を約束したと信じた相手が結婚詐欺師かもと感じたら、どんな女性でもショックです。
信じたくない気持ちもあるでしょう。
しかし、結婚詐欺師は優しい女性の気持ちを利用してお金を引き出します。
結婚詐欺は犯罪ですから、立証できれば罪に問えますし、慰藉料請求も出来ます。
それには、結婚詐欺である証拠が必要です。
信頼と実績がある探偵事務所なら結婚詐欺の証拠を掴み、納得のいく解決のために動いてくれます。
結婚詐欺を疑ったら、一人で悩まずに解決のために探偵に相談しましょう。