「旦那が浮気相手を妊娠させた」
「本当に現実?頭真っ白で何も考えられない」
「こんな時どうしたらいいの?」
あなたがどうすべきか、何をするべきなのか、一から徹底的に解説していきます。
不安だし怒りもあるし、感情的になっていると思いますが、まずは冷静に、以下の5つのことを行なってください。
目次
旦那が浮気相手を妊娠させた場合にまず妻が取るべき5つの行動
妊娠の事実を確認する
まず、浮気相手の妊娠が事実なのかどうかを確認しましょう。
具体的には市販の検査薬だけでなく、母子手帳の確認や妊娠届の確認を行いましょう。
場合によっては、浮気相手が旦那と結ばれる目的で旦那に嘘をついている可能性もゼロではありません。
信じられないような出来事だからこそ、一つずつ事実を確かめていきましょう。
DNA検査をする
妊娠が事実であれば、本当に旦那が妊娠の原因なのかをDNA検査を行いましょう。
出生前でも、9週目以降から出来る出生前DNA親子鑑定があります。
一般的に家庭がある男性が浮気する場合、避妊への意識は高いものです。
にも関わらず妊娠する場合、旦那だけでなく他の男性との子供という可能性もあります。
ここは感情的にならず、事実を確かめるために、避妊の有無とDNA検査を行いましょう。
出産の意志を確認する
さらに、浮気相手に出産の意思があるのかどうかも確認しましょう。
浮気・不倫関係の相手なので望まない妊娠をしている可能性も高いです。
場合によっては中絶を希望するかもしれません。
今後に向けた話し合いをするためにも、出産する意思の有無、その後の旦那との関係の希望を確認しましょう。
認知するかどうか旦那の意思を確認する
仮に浮気相手に出産したい意思がある場合、男性は認知するかどうかを考えなければいけません。
認知には2種類あり、①任意認知と②強制認知があります。
基本的には任意で認知をするかどうか選べるのですが、浮気相手から裁判所を通して求められれば、強制認知を強いられる可能性もあります。
認知すれば具体的には、父親には養育費など子供の生活を支援する義務が発生し、子供には財産の相続権が与えられることになります。
もし今後もこの旦那と生活を共にしていくのであれば、常に養育費などがついて回ることになります。
以上を踏まえて旦那がどんなつもりでいるのかを意思確認しましょう。
離婚したいかどうか考える
事実を確認し、浮気相手や旦那の意思を確認したら、あなたがどうするかを考えましょう。
具体的には離婚したいのかどうか、を考える必要があります。
慰謝料請求は離婚しなくとも可能ですが、先述した通り、浮気相手が出産し、旦那が子供を認知すれば、法的に養育費の支払い義務や財産の相続権などが与えられるので、一生の繋がりができます。
それらを踏まえて、あなたがどうしたいのか、自分の考えをはっきりさせましょう。
ここまでで、旦那が浮気相手を妊娠させた場合に、まず妻が取るべき行動を5つみてきました。
- 妊娠の事実を確認する
- 認知するかどうか確認
- 浮気相手の意志を確認する
- 離婚するかどうか考える
- 慰謝料を請求するか
旦那が浮気相手を妊娠させるという現実とは思えない事実に立ち向かい、あなたの未来を守るためにも出来るだけ感情を殺し冷静に事実確認を行いましょう。
そしてしっかりとあなたの将来のために自分の意思を固めましょう。
ここからはこの事態が収束する3つの解決策を解説します。
「旦那の浮気相手の妊娠」という事態を収束させるための3つの解決策
浮気相手が子供を堕ろす
あなたが旦那と離婚せずに、夫婦関係を続けていきたいと考えれていれば、子供を中絶してもらうという選択肢が頭に浮かぶかもしれません。
ただしあなたが浮気相手に中絶を提案することは、決してしてはいけません。
妻は、もちろん浮気相手から慰謝料を受け取る権利はあります。
しかし相手の出産に関して口を出す権利は、残念ながらありません。
あなたが産まないように働きかければ、浮気相手が逆上して意地でも生むと言い出すなど、逆効果になる可能性もあります。
さらに子供の中絶を求めるという行為だけが周囲の人間にヘタに広まってしまうと、あなたの評価が変わってしまうこともあり得ます。
あなたが直接的に中絶を求めるのではなく、旦那が説得する、あるいは出産しても旦那とは離婚せずにやっていく事を伝えるなど、1人で育てることはかなり苦労するであろう旨を伝え、現実的に産んでちゃんと育てていけるのかを話の論点にし、相手に判断を委ねましょう。
旦那が浮気相手の子供を認知する
また、旦那が子供を認知することで解決に繋がる可能性もあります。
ただし旦那と結婚生活を続ける場合、この選択はかなり難しいことでしょう。
先述した通り、認知をすれば、養育の義務や財産の相続権が生じます。
一度認知してしまえば、旦那と子供には一生の関係性が出来てしまうことになります。
新しい子供の養育費の支払いや新しい子供にも財産相続権が生じてしまう裏切った旦那と、共に生活していこうと思う女性はかなりの少数派です。
そのため現実的に考えた場合、認知すれば共に生活するのは難しくなるでしょう。
また、浮気相手も出産のタイミングでは「認知も養育費もいらないから生ませてほしい」という場合があります。
しかし、この時は子どもを産むことしか考えられていない浮気相手も、いざ出産し、生活が始まれば様々な困難を目の当たりにし、態度を変えることも少なくありません。
もし出産を行う場合は、あなたが後々トラブルに巻き込まれないよう、「あなたにはもう関わらない様に」誓約書などを作成し、保険をかけておくことをおすすめします。
離婚する・慰謝料を請求する
そして出産の有無に関与せず離婚と慰謝料を請求することで、この問題からあなたがフェードアウトするという解決策もあります。
当たり前ですがあなたは被害者です。
この出来事がきっかけで、もう縁を切ると決意したならば最後まで旦那と浮気相手に付き合う必要はありません。
浮気に対する慰謝料の請求や離婚は全て弁護士を通して行うようにし、すぐに家を出ることも可能です。
慰謝料請求や離婚を弁護士に依頼する場合は、浮気や不倫に詳しい弁護士に相談しましょう。
慰謝料はほとんどの場合、旦那と不倫相手両方共に請求できます。
離婚を請求する場合は両方に請求すればいいのですが、離婚しない場合は浮気相手からに限定するのも一つの手です。
と言うのも、旦那と浮気相手両方に請求する場合、2人でいくらと判断されます。
しかし離婚しないのであれば、旦那からの慰謝料は実質家庭内での金銭の移動なので変化がないとも考えられます。
それであれば、総額は落ちても、浮気相手単体から請求する方が、実質額が高くなると考えることもできます。
夫婦間に子供がいれば、簡単に離婚や家を出ることは難しいかもしれませんが、もう見切りを付けているのであれば、あなたの時間をそんな2人に使ってしまうのはもったいないですし、関わって不快になることもありません。
- 浮気相手が子供を堕ろす
- 旦那が浮気相手の子供を認知する
- 離婚する・慰謝料を請求する
ただ今回、浮気相手は妊娠しています。
どの解決策を取るにしても、浮気相手が出産するかどうかは重要になってきます。
そこで「話し合いを先送りにしたせいでもう中絶はできない!」なんてことにならないために、子供を中絶できる期限や費用など、最低限知っておきましょう。
子供を中絶する際に知っておいた方が良いこと
中絶の期限は妊娠5週から22週まで
まず、中絶ができる期間は、法律上、妊娠5週から22週(妊娠〜5ヶ月程度)までと定められています。
さらに、妊娠12週を超えると中絶はできますが、中絶方法が変わり、母体への負担が大きくなります。
妊娠22週を過ぎてしまえば、中絶することはできなくなります。
そのため今回のように出産自体を話し合う場合は、なるべく早く結論を出せるように早めに話し合うようにしましょう。
中絶費用は妊娠12週目から変わる
中絶は、妊娠5週目から11週と6日目までは、日帰り手術なども可能な手術になります。
費用も10万円~15万円程度です。
しかし妊娠12週目から、出産と同じような処置で中絶手術が行われるため、入院が必要になり、費用も40~50万円以上かかるところもあります。
今回のように旦那が浮気相手を妊娠させている場合、半分の費用を負担する義務が生じます。
詳細は後述します。
父親には中絶での負担を軽減する義務がある
胎児の親である男性、この場合の旦那は、中絶での負担を軽減する義務を負います。
具体的には、中絶費用、妊娠・中絶による浮気相手の生活上の金銭的負担の半額分のサポート、メンタルケアなどが該当します。
過去の裁判では、これらの義務を果たさなかった男性に慰謝料の支払いが命じられたケースもあります。
今回のように旦那が浮気相手を妊娠させた場合、旦那にはこの義務が課せられることを知っておきましょう。
ただし、以上の義務は中絶する場合です。
不倫相手の女性が出産する場合はこれらの義務はなくなります。
しかし、認知を行えば父親である旦那には、養育費などの子供を養育する義務が発生することは先述した通りです。
旦那が浮気相手を妊娠させてしまった場合の慰謝料について
旦那の子供を妊娠した浮気相手には慰謝料請求出来るの?
結論から言えば、できる場合とできない場合があります。
まず、ここで請求する慰謝料は、不貞行為による夫婦関係への影響に対する慰謝料なので、浮気相手の妊娠の有無は関係ありません。
そして、浮気相手に慰謝料を請求できるかどうか判断するポイントは2つあります。
- あなたたち夫婦の関係が被害を受けたかどうか
- 浮気相手に「故意・過失」があるかどうか
まず、この浮気行為が夫婦関係に被害を与えたかどうかが重要です。
浮気以前から夫婦の仲が悪く、夫婦が別居しているなど共同生活がすでに破綻し、婚姻関係が破綻していたと判断される場合、あなた方夫婦の関係が浮気が原因で破綻したとは言えないため、慰謝料請求できない場合があります。
次に、浮気相手に「故意・過失」があることが重要です。
仮に旦那が未婚だと嘘をつき、結婚を前提に付き合っていると浮気相手が本気で思っていた場合、あるいは出会い系や風俗などで知り合ったお互いを知らない状態での不貞行為の場合など、浮気相手に「故意・過失」が認められないと判断されると、浮気相手に慰謝料請求できない場合があります。
ケースバイケースなので、弁護士などのプロに相談してみましょう。
妻が浮気相手から慰謝料を請求されることはあるの?
ほとんどの場合、浮気相手が妻に慰謝料を請求することはありえません。
しかし浮気相手から旦那に慰謝料請求されることはありえます。
いくつか条件がありますが、浮気相手が妊娠、中絶などを行なった場合も当てはまります。
浮気相手が妊娠・中絶をした場合に慰謝料の請求が認められるのは、父親が妊娠・中絶に対する義務を怠った場合です。
先述した通り、父親としての中絶での負担を軽減する義務を怠った場合です。
妊娠は相手の意思に反して避妊しなかった場合や強姦のような場合以外、双方に責任があります。
そしてその結果中絶を選択するのであれば、中絶も双方の責任です。
ですが例えば、妊娠を告げられたにも関わらず話し合いを避けて中絶が遅くなったり、中絶のタイミングを無くしてしまった場合は、義務を怠ったとして慰謝料請求の対象になります。
旦那が浮気相手を妊娠させたら探偵事務所へ!
もし旦那が浮気相手を妊娠させてしまったことを知った場合、まずは先に紹介した事実確認(DNA検査など)の行動を取りましょう。
そして、それと同時に浮気相手の素行調査を探偵事務所に依頼することもおすすめです。
浮気相手になるような女性です。
正直裏にどんな顔を持っているかわかりません。
素行調査することで、
- 実は旦那以外とも性交渉があった
- 似たトラブルを起こした過去がある
- 人間的な問題を抱えている
などが明らかになりますし、相手の両親や職場を知っておくことも出来、トラブルを起こされた際にあなたを守る情報になるかもしれません。
まとめ
今回は信頼していた旦那が浮気していて、しかも浮気相手を妊娠させてしまった場合の妻の取るべき行動を解説してきました。
こんな現実を目の当たりにすれば、誰でも頭が真っ白になり、冷静ではいられません。
裏切られた悲しみから怒りもこみ上げて、未来を考えると不安で一杯で、どうしたらいいか分からなくなってしまいます。
そんな妻のあなたのために、あなたを守るために、取るべき行動や解決方法を徹底解説しました。
辛くて不安で仕方ない貴方に少しでも役立てれば幸いです。