浮気調査を自分で行う前に確認すべきこと
裁判で使用出来る浮気の証拠の基準とは
浮気調査を行った後、どう対処するかにより必要な証拠は変わってきます。
パートナーの浮気の有無を確かめたいだけなら、SNSやラインのやり取りだけでも分かることでしょう。
しかし、離婚や慰謝料請求を行いたい場合は、法的に浮気(不貞行為)とみなされる証拠=肉体関係があったことを証明出来る証拠が必要になります。
パートナーが不倫相手と肉体関係があったことを証明する証拠は、以下のような証拠が必要になります。
- ラブホテルに出入りしている写真
- 探偵が浮気調査を行った際の「調査報告書」
- 肉体関係があったことを連想させるLINEやメールなどのやり取り
- ホテルで撮影されたことが分かる写真(裸体写真など)
- パートナーと不倫相手2人きりの旅行写真
また「複数回にわたり不倫相手と体の関係を持っていること」「撮影日時が記録されていること」が重要になります。
パートナーの行動を細かく記録しておく
パートナーの行動を記録しておくことで、浮気相手と会っていた日時を把握することが出来るので、探偵に浮気調査を依頼する際やパートナーと話し合う際に役立ちます。
日記をつけるときのポイントをご紹介します。
- 令和○年△△月□□日○○時頃など詳細な日時を記録
- パートナーの不審な行動を細かく記載
- 見つけた浮気の証拠を記載:何をどこで見つけたか
- パートナーとの会話の内容を記録しておく
- パートナーが出かけた理由・帰りが遅い理由を記録
これらの情報を把握したうえで自分で浮気調査を行ってみましょう。
浮気調査グッズを使って自分で調べる方法13選
GPS機器を使用して現在地を特定する
まず、ご紹介するのはGPSを使用してパートナーの現在地を特定して浮気の証拠を掴む方法です。
パートナーの現在地をリアルタイムで特定することが出来れば、「休日出勤になった」「残業で遅くなる」などと嘘を付いていた場合でも簡単に見破ることが出来ます。
GPS機器をわざわざ購入しなくても、スマートフォンにGPS機能が付いたアプリがあるので簡単にインストールすることが可能です。
車で出勤している場合は、ドライブレコーダーに内蔵されていたりするので、GPSは比較的手軽に使用出来るものです。
プライベートで使用している車の中を確認して浮気の証拠を集める
次にご紹介する方法は、パートナーが普段使用している車の中を隅々まで確認するというものです。
自分のものではない長さ、色の髪の毛が落ちていたり、パートナーも自分も普段つけていない香水の香りがしたり、助手席・運転席のシートの幅が変えられていたりする場合は浮気を疑っても良いでしょう。
ゴミ箱の中身やグローブボックスを確認し、避妊具が無いか見てみましょう。
これらは、ドライブレコーダーで撮影された証拠やGPSの記録と組み合わせることでより強い浮気の証拠となります。
ドライブレコーダーから浮気の手がかりを掴む
ドライブレコーダーは、GPS機能が付いているものもあり、現在地を特定出来ること以外にも、車外・車内の映像を記録したり車内の音声を録音することが出来ます。
他にも暗いところでも使用出来る暗視機能が搭載されたドライブレコーダーもあります。
これらを上手く使用することで浮気の証拠が掴めるのではないでしょうか。
ドライブレコーダーの設置は「防犯のため」などと理由を付けることで簡単に承諾してくれることでしょう。
しかし、浮気相手と会っている最中は電源を切られてしまう可能性があるので確実とは言えません。
浮気調査アプリで浮気調査をする
浮気調査アプリを使用することで、以下の動作が可能になります。
- 現在地情報の取得
- GPSの追跡(どこを経由したのか)
- カメラフォルダの閲覧
- SNSのメッセージログの閲覧
- 音声の録音
- 通話履歴の確認
- 電話帳の閲覧
- カメラの起動
浮気調査アプリを使用するには、パートナーの携帯にアプリをインストールしなければなりません。
相手の承諾が無く、勝手にインストールすることは「不正指令電磁的記録供用罪」に該当してしまいます。
その他にも使い方次第では「プライバシーの侵害」「不正アクセス禁止法違反」に該当してしまうので最も注意が必要な浮気調査方法です。
Instagramから浮気をしているか探る
この方法で浮気の有無を確認するのは難しいかもしれません。
自分のInstagramのアカウントからパートナーのアカウントを探る方法です。
タグ付けされているかチェックしたり、怪しいと思う異性のインスタを定期的にチェックしたりするものです。
インスタの機能のストーリーは投稿後、24時間以内は閲覧履歴が残ります。
パートナーに報告されてしまうと、パートナーに重いと思われてしまうリスクがあるので注意しましょう。
どうしても確認したいという場合には特定されないような捨てアカウントを作成したり、閲覧履歴が残らないように他のアプリを使用して閲覧しましょう。
相手のスマートフォンを直接確認して浮気調査をする
- カメラフォルダの中身
- 電話の通話履歴
- LINEやメールのやり取り
これらを確認することで、パートナーの浮気の証拠を掴むことが出来るかもしれません。
この方法も、浮気調査アプリを使用した場合と同様、違法行為に該当するリスクがあるので注意しましょう。
不正アクセス禁止法 無断でパートナーのスマホを解除して中身を見る行為
1年以下の懲役または50万円以下の罰金プライバシーの侵害 相手が他人に見られたくないものを勝手に見る行為
3年以下の懲役または50万円以下の罰金
財布・カバンの中身やクレジットカードの明細を確認
パートナーがプライベートで使用しているものを確認しましょう。
男性が浮気をしているか確認すべきポイント
男性側の浮気調査をする場合、以下のものが無いか確認しましょう。
- 遊園地や水族館の半券
- 男性同士では行かないようなオシャレなレストランのレシート
- 女性の洋服ブランドで購入したレシート
あなたと行った覚えがない、貰った覚えのないプレゼントを購入したレシートが出ていた場合は浮気相手の可能性が高いです。
女性が浮気をしているか確認すべきポイント
- 男性の洋服ブランドで購入したレシート
- レシートや明細が無いのに新しいバッグ・洋服が増えている
女性が浮気をしている場合は、男性物を購入したレシートや男性から洋服をプレゼントして貰っているため、レシートを持っていないということがあるでしょう。
自分で尾行して浮気調査をする
自分で尾行する際は、気を付けなければならない点がいくつかあります。
- ストーカー行為に該当してしまう可能性がある
- ターゲットにバレてしまう可能性がある
いくら変装をしていても、見慣れたシルエット、歩き方で簡単にバレてしまうこともあります。
また、浮気の証拠が掴めるまで尾行を続ける場合、5時間以上、外で待機しなければならない状況になるかもしれません。
いつパートナーが浮気相手と会うか分からない緊張感の中で長時間の待ち伏せや尾行は体力的にもしんどいでしょう。
自分で尾行を行った場合、交通費のみで調査費用はかからないというメリットがあります。
よく考えてから浮気調査を開始しましょう。
自宅にボイスレコーダーを仕掛けて浮気調査をする
あなたが留守の間に自宅で浮気相手と過ごしている手がかりを掴むために自宅にボイスレコーダーを仕掛けてみることをおすすめします。
「防犯対策のため」と言い訳をすればパートナーも承諾してくれることでしょう。
しかし、パートナーと一緒に設置場所を考えた場合は浮気相手と会うときに外されてしまう可能性があります。
外されてしまうことを回避するには、パートナーと一緒に設置した箇所以外にも設置しておきましょう。
ボイスレコーダーを設置すべき箇所は、以下の5つです。
- 車
- 寝室
- リビング
- 玄関
- お風呂の脱衣所
Suicaで電車の乗車履歴を確認する
最後にご紹介するのは、Suicaで電車の乗車履歴を確認する方法です。
これは、スマートフォンアプリの「Suica Reader」を使用するか、駅の「券売機」で確認することが出来ます。
通勤以外で、頻繁に下車している駅がある場合は浮気を疑っても良いかもしれません。
「残業で遅くなる」「会社の飲み会があるから今日は帰れない」という連絡があった日と乗車履歴を照らし合わせてみましょう。
日にちが被っていた場合は、浮気相手と会っていること間違いなしでしょう。
夜間でも撮影可能:暗視カメラ
昼間にラブホテルに出入りすることもありますが、人目に付きにくい夜に浮気をするケースも多いです。
夜だとスマホやデジカメで鮮明な証拠写真を撮影するのは難しいです。
ストロボを使うと、バレる危険性があります。
そこで夜間の撮影に便利なのが暗視カメラです。
ストロボを使わなくとも鮮明に撮影可能ですし、遠くからパートナーと浮気相手の行動を確認することもできます。
安価でコンパクトな暗視カメラも登場していますので、浮気調査グッズとして活用してください。
精液検出液
最新型の浮気調査グッズが精液検出液です。
衣類や下着などに精液が付着しているかチェックできます。
使い方は簡単で下着など精液が付着しそうな場所に精液検出液をほんの数滴垂らしたり、スプレーするだけです。
精液の反応があれば色素変化します。
それを確認するだけです。
掛かる時間はわずか1分なので洗濯中にこっそり行えばバレる危険性も少ないです。
精液検出液は10倍に薄まった精液、前立腺分泌液の検出が可能です。
なお洗濯前なら5日前の下着でも検出できます。
射精が終わりシャワーで体を洗い流しても、ペニスに残留している精液が徐々に排出され下着に付着するのでセックスしているなら高確率で反応がでます。
尾行に役立つ:変装グッズ
浮気調査グッズの中で地味に役立つのが変装グッズです。
パートナーにバレないのはもちろんですが、浮気相手にも効果があります。
浮気相手が女性だと、何度か尾行していると勘で気付かれることがあります。
変装していればバレるリスクが少なくなります。
カツラを被り、髪形を変えるだけでもバレにくくなるので活用しましょう。
浮気調査グッズを使用した際の危険性とは
浮気調査グッズにお金をかけすぎてしまう
盗聴器や車の車内に取り付ける高画質の小型カメラ等、GPS発信機などの簡単に手に入る浮気調査グッズが増えてきています。
しかし、浮気調査に必要なグッズを購入するには結構な費用がかかるでしょう。
比較的安いグッズも販売されていますが、機能が備わっていなかったりコードレスでなかったり、浮気調査をするには難しいでしょう。
浮気調査が完了すると要らなくなってしまうグッズも出てきます。
更に、自力で尾行をするとなると交通費もかかってしまうことになります。
1回1回の交通費やグッズの購入は大した金額にならないこともありますが、複数回繰り返すとなると最終的に大きな出費となってしまうことがあります。
自力で浮気調査中【バレると関係が悪化するかも】
もう少しで浮気の証拠が掴めそうだという時に相手にバレてしまうと、その後の関係が悪化する可能性があります。
相手は浮気を疑われていると思い、浮気相手と会う頻度を減らしたり、LINEのやり取りや2人で撮った写真など、浮気の証拠となりそうなものを削除してしまうかもしれません。
浮気の証拠が消されてしまうと、請求出来るはずだった金額を請求出来なくなったり、スムーズに離婚の手続きが出来なくなってしまったりリスクがあります。
浮気調査グッズの使用方法によっては違法になる場合もある
- プライバシーの侵害|住居侵入罪
- ストーカー規制法
- 電波法
浮気調査グッズの危険性は違法となる場合があることです。
婚姻関係にあるなら、パートナーの不貞行為は違法行為です。
その証拠を掴むために浮気調査グッズを使用し、自らが違法行為をしている可能性があるのです。
浮気調査グッズを使用することで違法になる3つのケースを紹介します。
プライバシーの侵害|住居侵入罪
浮気調査アプリをインストールするためにパートナーのスマホのロックを勝手に解除、浮気調査アプリでスマホの中身を遠隔操作したりはプライバシーの侵害となります。
LINEのログイン情報を入手して自分のスマホでログインするのは不正アクセス禁止法で違法です。
また、GPSやボイスレコーダーを浮気相手の自動車に設置しようと住居に忍び込んだら、住居侵入罪となります。
ストーカー規制法
パートナーでなく浮気相手の自宅にボイスレコーダーや自動車にGPSを勝手に設置するのも違法です。
もしバレたらストーカー規制法で訴えられる可能性もあります。
毎日尾行を繰り返したり、スマホやデジカメで何気なく撮影していて気付かれたら、ストーカーだと間違われても仕方がありません。
浮気調査グッズは浮気相手に仕掛けるのは違法だと考えた方が無難です。
電波法
GPS発信機を利用すればリアルタイムに位置情報を知ることができます。
もし現在日本国内では認可されていない発信機で位置情報を知れば電波法に抵触する行為となっています。
浮気調査アプリでGPSを利用して位置情報を取得するのも電波法違反となる可能性があります。
GPS発信機は機能も豊富でパートナーがどこにいるのかがわかるので便利です。
しかし、知らずに電波法に違反している可能性もあることを頭に入れて利用しましょう。
不倫・浮気の証拠として正式に認められない場合もある
浮気調査グッズでせっかく掴んだ証拠が正式に認められない場合もあります。
浮気の決定的な証拠は不貞行為、肉た関係がある事実です。
それ以外は裁判では有力な証拠になることが少ないです。
ボイスレコーダーで録音した会話もふざけいるだけと言い訳される可能性も高いです。
浮気調査アプリでLINEやメールのやり取りを入手しても違法であるため、提出しにくく、証拠と認められても、違法だと訴えられる可能性がゼロではありません。
浮気現場を目の当たりにすることになる
浮気調査アプリ、GPSならばリアルタイムにパートナーの居場所がわかります。
ラブホテルに入ったのが分かれば、2時間くらいは滞在するので、その間にラブホテルの出口まで移動して、撮影することもできます。
問題なのは楽しんだ後のパートナーと浮気相手を目の当たりにして冷静でいられるかです。
冷静でいようとしても、二人を目撃すると感情的になり、ヒステリックになり、その場で怒りをぶつけるケースもあります。
浮気相手に掴みかかり怪我を負わせて警察沙汰になり、逆に訴えられた人もいます。
浮気調査グッズで決定的な証拠を掴むにはそんな危険性もあるのです。
立場を有利にするには探偵の調査がおすすめ
上記で解説したように、自分で浮気調査を行うことは大きなリスクが伴います。
リスクを回避するためにも探偵に依頼することをおすすめします。
- パートナーに浮気調査をしていることがバレにくい
- 法的に有利な証拠を集めることが出来る
- 完全成功報酬プランで調査が失敗した場合は0円!
- カウンセリング後は結果を待つだけ!途中報告も可能
- 浮気調査後のアドバイスも貰える
探偵に浮気調査を依頼すれば無駄な費用をかけずに裁判でも使用出来るような確実な証拠を集めることが出来ます。
時間制プランで依頼する場合は、パートナーの行動を記録しておくことをおすすめします。
そうすることにより、パートナーと浮気相手が会う日時を予測し、出来る限り時間を絞って調査を進めることで、費用の節約に繋がります。
完全成功報酬プランは、「パートナーに浮気疑惑があるだけで確信は得ていないが調査をしたい」「浮気調査に失敗して無駄な費用を支払いたくない」という方におすすめです。
完全成功報酬プランの費用は、調査内容によって異なります。
HAL探偵社は、調査前の事前カウンセリングで無料見積りも行っているのでぜひ相談してみましょう。
もちろん、相談だけでもOKです!
まとめ【浮気調査に効果はあるの?】
いかがだったでしょうか。
今回は、自分で浮気調査を行う方法と探偵に浮気調査を依頼する方法をご紹介しました。
自分で浮気調査をする場合は、不貞行為の現場を撮影するための高性能カメラ、浮気の手がかりを掴むためのボイスレコーダーや尾行のための変装グッズなど、たくさん準備しなければなりません。
それだけで疲れてしまうでしょう。
面倒臭がりの方に、自分で浮気調査を行うことはおすすめしません。
費用をかけて探偵に浮気調査を依頼すれば、確実な証拠を掴むことができ、「調査報告書」にまとめてくれます。
離婚や慰謝料請求をする場合は、探偵の調査報告書が一番有利になると言えるでしょう。
ぜひ検討してみてください。