離婚するだけなら最短数時間から1日で終わります。
役所から離婚届を貰い、夫婦で署名、捺印するだけだからです。
しかし、どちらかが離婚したくない、浮気の問題を解決してからとなると時間が掛かります。
自身が納得を行く離婚を考えているなら、どのくらいの時間が掛かるのかを理解しておきましょう。
そうすれば、納得の行く条件のうえ最短で離婚できるようになります。
目次
離婚成立までにかかる期間とは
離婚を最短にするためにはかかる期間を知らなくてはいけません。
なぜなら、不倫された、生活費を入れないなどの理由の離婚はどちらかが了承しないため、時間がかかることがあるからです。
何度も二人だけで話し合い離婚できればいいですが、弁護士にお願いして調停や裁判になることも少なくありません。
離婚届を出すには主に協議離婚、調停離婚、裁判離婚があります。
個別にどのくらいの期間がかかるかを知っておきましょう。
協議離婚にかかる期間
最も一般的なのが協議離婚です。
最短で数時間から1日で離婚することができます。
協議離婚は夫婦で話し合って、お互いに納得した上で離婚届を提出します。
ほとんどの夫婦が協議離婚です。
気を付けなければいけないのは、焦って離婚しないことです。
離婚届に著名して捺印するだけで済むので、浮気された怒りの勢いで提出して後悔することも少なくありません。
子供がいたり、財産分与があるなら、お互いに納得するまで話し合うべきですし、合意した事項を法的に効力があるように離婚協議書で書面で残しておく必要があります。
養育費、子供との交流は特にトラブルになりやすいです。
必ず離婚協議書を作成しておきましょう。
協議離婚は最短で離婚できますが、納得いくまで話し合い、離婚協議書を作成するなら早くとも7～10日はかかります。
後悔しないようにするには数か月かかると考えていいでしょう。
調停離婚にかかる期間
協議離婚でお互い納得がいかない、そもそも話し合いをしてくれないなら調停離婚となります。
調停離婚は最短で3ヶ月程度で離婚することができます。
調停離婚とは、夫婦それぞれの意見を、調停委員が中立の立場で聞きます。
そして夫婦が円滑に話し合いできるようにして、解決へと導いてくれます。
調停離婚はまず家庭裁判所に申し立てます。
1ヶ月ほどで1回目の調停を行います。
そこで夫婦で離婚に合意できなかったら、2回目、3回目と調停を繰り返します。
調停は3回目までで半年程度はかかります。
調停離婚でも話し合い合意した事項を離婚協議書として作成しなければなりません。
ですから、調停は半年程度で終わっても、離婚が成立するまでは1年程度かかると考えましょう。
なお、調停委員には守秘義務があるために、情報が洩れることはありません。
ちなみに調停離婚ではお互いの意見をしっかり交わすことが大切です。
裁判離婚にかかる期間
裁判離婚は、離婚調停でも夫婦で合意できなかった場合に行います。
どちらかが訴訟を起こし、裁判官が判決し離婚が成立するか否かを決定します。
裁判離婚は不倫、DV、モラハラなどで至るケースが多いです。
これらはただ離婚するだけでなく、慰謝料請求や接触禁止などの事項が含まれることが多いので裁判離婚になるのです。
裁判官は証拠の事実のみで判断します。
浮気だったら不貞行為の確実な証拠があれば納得した条件で離婚できます。
裁判離婚は家庭裁判所に離婚訴訟を申し立てます。
その後、離婚請求の訴状を家庭裁判所に提出し、裁判へと進みます。
裁判は1ヶ月に1回ほどのペースで行われます。
最短で半年、長ければ1年以上は続きます。
相手が離婚に応じない場合は、証人尋問・本人尋問を行います。
不倫した側、された側の意見のどちらが正しいのか証人や本人から話を聞く機会を設けます。
その後、裁判所が判決を下します。
裁判離婚が長引けば、最大で2～3年続くと考えましょう。
裁判離婚は弁護士を立てたり、協議離婚や調停離婚よりも大変ですが、法的拘束力が高いです。
離婚成立が1年以上かかってしまう場合
協議離婚なら最短で数時間から1日で離婚できます。
しかし、調停離婚や裁判離婚になり、お互いの主張が食い違い、条件がまとまらなければ離婚成立まで1年以上かかってしまう場合もあります。
1年以上かかる主なケースについて知り、できる限り最短で望む通りに離婚できるようにしましょう。
- パートナーが離婚に反対している
- 慰謝料・財産分与の話が進まない
- 子供に関する話がまとまらない
パートナーが離婚に反対している
どんなに離婚したくても、パートナーが話し合いに応じてくれなければ成立しません。
話し合いにならない場合はまず調停離婚の手続きをします。
それでもパートナーが調停委員との話し合いに応じてくれないことも少なくありません。
もし、話し合いに応じてもあくまで離婚に反対という立場を崩さなければ、裁判に進みます。
そして、裁判でも離婚に反対し、判決に納得がいかずに控訴し続ければ、最大で2～3年掛かります。
ですから、パートナーが離婚に反対し続けることになれば、1年はあっという間です。
離婚したくてもパートナーが反対していて全く話し合うことができずにいる夫婦は少なくありません。
慰謝料・財産分与の話が進まない
不倫やDV、モラハラが原因の離婚では慰謝料を請求できます。
協議離婚や調停離婚でパートナーが事実を素直に認めれば最短数か月で離婚できます。
しかし、慰謝料を請求となった途端に離婚に応じないパートナーが多数いるのも事実です。
そうなると、裁判離婚で裁判官に決定してもらうしか方法がなくなります。
慰謝料だけでなく財産分与の話もこじれます。
夫婦の期間に働いて得たお金は２人のものですが、離婚となると一銭も払いたくない男性は少なくありません。
お金の話が進まないと最短では離婚できず、最低でも1年以上はかかります。
もしも最短で離婚したいなら浮気相手とラブホテルに出入りしている写真など確実な証拠が必要です。
子供に関する話がまとまらない
慰謝料、財産分与などお金と同じくらいに問題になるのが子供に関する話です。
夫婦関係は破綻していて、お互いに離婚したいが子供は可愛いので親権を譲りたくない、幼い子供がいて20歳になるまでの養育費を少しでも減額したいなどのケースが一般的です。
他にも浮気を繰り返した夫に子供を会わせたくないが、夫は面会を望んでいる場合も話がまとまらないことが多いです。
子供の一生がかかっていますので、どうしても真剣にならざる得ないのもお互いに納得できるまで話し合うのが時間がかかってしまう大きな理由です。
子供の親権、養育費についても裁判離婚まで発展することがあります。
そうなると最短2～3年はかかると考えていいでしょう。
最短で離婚して慰謝料請求するには証拠が必要
不倫やDV、モラハラが原因で最短で離婚するには確実な証拠が必要です。
慰謝料請求、離婚の条件を有利にするにも大きな武器になります。
最短で有利に離婚したいなら、必要な証拠について知りましょう。
そして、手に入れるためには探偵事務所や興信所を利用するなどを考えておきましょう。
- 不倫が原因で離婚する場合
- DVが原因で離婚する場合
- 精神的負担が原因で離婚する場合
不倫が原因で離婚する場合
不倫が原因で離婚する夫婦は多いです。
しかし、不倫された側が慰謝料をきっちり請求できて離婚できたケースは考えているより少ないです。
なぜなら、不倫の慰謝料請求には確実な証拠が必要だからです。
確実な証拠とは不倫相手との不貞行為、肉体関係がある事実です。
具体的には２人でラブホテルに出入りしている、不倫相手の自宅に何時間も２人でいた写真や動画です。
つまり、客観的に不貞行為がある事実を証明しなければなりません。
そういった証拠でなければ法的に有効にならず、慰謝料を請求しても認められません。
もし、不倫が原因で離婚する際に慰謝料の請求を考えているなら、探偵事務所や興信所に調査を依頼するのが確実です。
DVが原因で離婚する場合
DVが原因で離婚する際も確実な証拠が必要となります。
例えば、DVされた際のケガの写真や病院の診断書です。
病院でケガの原因をDVだと話せば、診断してくれた医師は診断書を作成してくれます。
また、DVされている際に動画を撮影できれば、かなり有利な証拠になります。
怒鳴られているなど言葉の暴力をスマホで録音してもいいです。
DVで証拠を手に入れる際に気を付けるなくてはいけないのは、相手にバレてしまうことです。
もし、バレてしまえば証拠を没収され、さらにDVを受けてしまう可能性が高くなります。
心配なら自分で証拠を撮影、録音するのは控えた方がいいです。
確実な証拠を掴みたいなら、勇気を持って、探偵事務所や興信所に相談しましょう。
精神的負担が原因で離婚する場合
モラハラ、生活費を入れてくれない、パートナーのギャンブル・浪費癖などの精神的負担が原因で離婚する場合の確実な証拠もあります。
うつ病になった場合は、病院の診断書は証拠になります。
DVと同様に医師に話せば診断書を作成してくれます。
パートナーのギャンブル・浪費癖の証拠は探偵事務所や興信所に調査を依頼すると確実です。
パートナーの行動を尾行、張り込みして確実な証拠を掴んでくれます。
離婚する際に慰謝料を請求を考えているなら、何の証拠が必要かを探偵事務所に相談してみましょう。
証拠を集めるには探偵がおすすめ
- パートナーにバレる心配がない
- 確実な証拠を掴んでくれる
- 最短の時間で離婚できる
- アフターフォローが手厚い
- 相談や見積は無料
不倫、DV、モラハラや精神的苦痛で離婚を考えていて、尚且つ慰謝料の請求もしたいなら、確実な証拠を集める必要があります。
なお、確実な証拠は複数ある方が、法的に有利になるので、できる限り集めたいところです。
しかし、自分で集めるのは難しいです。
特にDVやモラハラでは証拠を集めているのをパートナーにバレてしまったらかなり危険な状況になります。
ですから、証拠を集めるにはプロである探偵事務所や興信所に依頼し探偵に調査してもらうのがおすすめです。
探偵に依頼するのにはたくさんのメリットがあります。
まず、前述した通り、バレる心配がありません。
特に不倫や浪費・ギャンブル癖の調査は尾行や、張り込みが必要になります。
それを素人がやれば、バレる可能性が高いです。
バレてしまえば、証拠を掴めず、慰謝料の請求もできません。
バレればすべてをなくすリスクが探偵に依頼すればなくなります。
そして、探偵は法的に有利になる証拠を掴んでくれます。
不倫ならパートナーと不倫相手がラブホテルに出入りしている証拠です。
つまり、パートナーが婚姻関係にある妻以外の女性と不貞行為があった事実です。
不倫以外にも探偵は確実な証拠を知っていますから、心配せずに依頼できます。
探偵の調査は早ければ数日間です。
確実な証拠が掴めれば、例え、裁判離婚になっても最短で判決がおります。
証拠がなければ協議離婚になっても時間がかかります。
不倫などの理由で離婚するなら探偵に依頼するのが最短なことも少なくありません。
実績と経験が豊富で評判の良い探偵事務所や興信所は調査後のアフターフォローも手厚いです。
不倫が原因なら専門の弁護士を紹介してくれるので、調停・裁判になってもスムーズに話し合いが進みます。
離婚の原因は様々ですが、一人で悩んでいては解決できません。
また不倫は悩んでいる間に相手と別れてしまう可能性もあります。
多くの探偵事務所は相談・見積もりは無料です。
料金はかからないのでまずは相談してみましょう。
離婚問題を早く解決するには
離婚したいパートナーと一緒に過ごしていても明るい未来は訪れません。
別居している状態だとパートナーが不倫していても婚姻関係が破綻しているとみなされ慰謝料請求できないこともあります。
離婚問題は早く解決しなければ後悔することになります。
ですから、早く解決するために最低限必要な行動を知っておきましょう。
- 第三者をいれて話し合う
- お互いが納得出来る離婚条件をまとめておく
第三者をいれて話し合う
夫婦それぞれが違う主張をしていたり、どちらかが離婚を認めない限り、問題は解決しません。
最短で解決したいなら、第三者をいれて話し合うことを考えましょう。
お互いの両親に相談したり、調停離婚の手続きをして調停委員に話し合いに加わってもらうのも一つの手です。
第三者をいれて話し合う最大のメリットは、お互いの主張を冷静に客観的に判断してもらえることです。
そうすれば、夫婦で妥協できる点をみつけることができ、離婚問題を早く解決することができます。
お互いが納得出来る離婚条件をまとめておく
頑なに離婚を認めたい態度では解決はできません。
ですから、お互いに納得出来る離婚条件をまとめておきましょう。
親権をとり養育費もきっちりもらえれば慰謝料を減額してもいい、慰謝料は払うが子供との面会を増やしたいなど相手に譲歩して欲しい条件をまとめておくのです。
お互いに納得出来れば離婚問題は早く解決します。
自分自身に問いかけて譲れない離婚条件を考えておきましょう。
まとめ
離婚したいと考えた際は長引くほど条件は厳しくなります。
最短で離婚したいと考えたらすぐに行動に移す必要があります。
浮気やDV、モラハラ、浪費・ギャンブル癖が原因なら最短で離婚するには確実な証拠が必要です。
その際には探偵事務所に調査を依頼するのがリスクが少なく、最短で解決できます。
料金はかかりますが、確実な証拠があれば慰謝料請求できるので、心配せずに大丈夫です。
また、評判の良い探偵事務所にはカウンセラーが在籍してます。
探偵に証拠を掴んでもらいながら、カウンセラーと心のケアしながら今後の行動について話し合うことができます。
最短で離婚問題を解決するには納得できる離婚条件をまとめておき、探偵事務所に証拠を掴んでもらい、第三者をいれて話し合うのです。
一人で悩まずに、探偵事務所に相談しましょう。
