探偵が行う張り込みの方法!張り込む期間や料金相場について解説

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素行調査、浮気調査、信用調査などの手段として実施される「張り込み」

張り込みを一言で説明すると、警察や探偵が調査対象者の動向を長時間に渡り見張り続ける調査行為のことです。

本記事では、探偵が行う張り込みについて、その方法や期間、料金、素人が行うよりも成功確率が高い理由などについて解説していきます。

探偵が行う張り込みについて

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はじめに、探偵が行う「張り込み」という行為について詳しく解説していきます。

探偵の張り込みは探偵業法に沿っている

探偵の行う張り込みでは、依頼者の要望に基づき、対象者の行動を監視します。

必要な際には、対象者に見つからないように写真を撮ることもあります。

このように説明されると、「プライベートを侵害しているのでは?」「盗撮などの罪に問われないのか?」と疑問に思う人もいるかもしれません。

探偵の行う張り込みは、実は「探偵業法」という法律上で認められた行為です。

この法律により、探偵業者の届出を提出している探偵は「他人の依頼を受けて」「人の所在又は行動について」「面接による聞き込み」「尾行、張り込み」などに類する調査が認められているのです。

探偵が張り込む期間はどのくらい?

探偵が張り込みに要する期間は、依頼内容や事前情報により異なります。

例えば、「浮気調査」という同じ内容の依頼であったとしても、必要な期間は1週間~1ヶ月以上など、ケースにより差があります。

張り込みに必要な期間を決める最も大きな要因は、事前情報の有無です。

例えば、「妻が上司のAと浮気をしている。

毎週月曜日は、退社後に、Aと食事をしているようだ。

会社は〇〇で、最寄り駅は××」という情報を事前に依頼者からもらったとします。

このような場合には、月曜日に会社付近を張り込むことで、すぐに証拠を掴むことができるでしょう。

一方で、「浮気をしているかもしれないけれど、はっきりしたことはわからない」という依頼もあります。

このような場合にはGPSによる行動追跡や聞き込みから開始し、張り込みなどにより、浮気の実態に徐々に迫ってゆきます。

後者のように、依頼者による事前情報が少ない場合は、どうしても調査および張り込みが長期化することが多くなってしまいます。

探偵が張り込む際に気を付けていること

探偵が張り込みの際に気を付けていることとして、特に大切なものとして以下の2つが挙げられます。

  • 対象者との距離感
  • 証拠を押さえる機器

張り込みを行う際には、対象者が動いた場合、探偵は対象者を見失わないように後を追います。

ただし、追跡がバレてしまってはいけません。

見失わず、かつ近づきすぎない、という距離感を大切にしています。

探偵は、証拠を押さえるためにGPS、カメラなどの機器を駆使します。

機器については、本記事の最後で詳しく紹介しています。

探偵の張り込みの料金について解説

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探偵に張り込み調査を依頼した場合の料金の相場は、1時間6,000~30,000円となっています。

張り込みの調査料金は、調査にかかる時間、使用する調査機材、移動費、証拠の有無などによって左右されます。

また、依頼する探偵事務所によって設定している基本料金が異なるため、調査費用も変動します。

探偵に張り込み調査を依頼する場合は、調査前に詳細な見積りを出してもらってからにしましょう。

素人は自分で出来ない?張り込みが難しい理由とは

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探偵に張り込みの依頼をすると、料金の差はあれど、どうしても費用がかかってしまいます。

そのため、「依頼をせずに自分で張り込みをすれば安上がりなのでは?」と考える人もいるかもしれません。

しかし、どうしても素人の張り込みは探偵のそれを超えることは難しく、なかなか証拠を掴むに至らないことが多いのです。

長期間の張り込みに耐えれる忍耐力が必要

探偵は、いわば張り込みのプロ

浮気調査であれば、張り込みは深夜や早朝までかかる場合もあります。

いつ現れるかわからない対象者を、長時間にわたり、周囲に怪しまれることなく、同じ場所でじっと待つ必要があります。

このような張り込みは、探偵になるために訓練された忍耐力があるからこそ遂行できるのです。

顔見知りなのでバレるリスクがある

自分で張り込みをしようと思った時の最大のリスクは、相手にバレてしまう可能性があることです。

例えば車での追跡にせよ、徒歩での追跡にせよ、対象者の視界に入ってしまえば、追跡されていることがすぐにバレてしまいます。

一度対象者に張り込みが見つかってしまうと、警戒心を持たれてしまい、証拠を掴むことがさらに難しくなります。

探偵は、張り込みを悟られることなく見張る技術を持っている上、万が一対象者と目が合ってしまったとしても「追跡されている」と悟られる確率は低いのです。

探偵が行っているプロの張り込み方法とは

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ここでは、探偵が行うプロならではの張り込み方法について場面別で紹介します。

飲食店・ホテルなど建物に入った場合

対象者がお店などの建物に入った場合、基本的には出入り口や駐車場を見張ります。

車で追跡していた場合には、車の中で待機します。

駐車場が広い場合は、やや離れた場所に車を停め、狭い場合は、対象者から死角となる場所に車を停め、気付かれないように見張ります。

徒歩で追跡していた場合には、出入り口がよく見える場所にて、立ったまま対象者が出てくるのを待ちます。

立ったまま張り込みを続けるためには、周りの人からも怪しまれないよう、ずっとそこに立っていても不自然でないようにしなければいけません。

そのため、長時間の張り込みが予測される場合には、警備員、工事現場や清掃の作業員など、同じ場所にずっといても不自然でない格好に変装することもあります。

車の中にいる場合

対象者が車を停車させ車内に留まっている場合には、対象者からは見えにくい場所に車を停めます。

2人で張り込みをしている場合には、撮影担当と運転担当に分かれて張り込みます。

対象者が誰かを乗せた場合は、誰をいつ乗せたのか、はっきり顔がわかる写真を撮影する必要があります。

探偵が使う車には、後部座席にスモークを貼ることが多いです。

一見無人車に見えるため、対象者はもちろん駐車場内を歩く他の人にも気付かれにくくなります。

素人よりも探偵が張り込みで成功しやすい秘密とは

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探偵に依頼すると、素人よりも高い確率で張り込みを成功させられます

ここでは、その理由を説明します。

2~3人体制で連携を取っている

探偵に調査依頼をすると、多くの場合は2~3人体制で張り込みを行います。

そのため、例えば上で見たように「車の張り込みの際には、運転担当と撮影担当を分ける」というように役割分担・連携することで対象者を逃すことがありません

素人が自分で張り込みを行いたいと思っても、協力者がいない限りは1人で行うことになります。

加えて、全ての時間を張り込みに費やせるわけではありません。

2~3人体制で、抜けなく見張りを行えることが、探偵の張り込みが成功しやすい理由のひとつです。

行動パターンを把握している

探偵は、依頼を受けてからいきなり張り込みをするのではなく、対象者の行動パターンを把握してから張り込みを始めることが多いです。

どういうことかというと、例えば依頼を受けた最初の段階では、対象者の車や自転車、バイクなどに小型のGPS発信機を取り付け、対象者の日々の行動パターンを事前に把握します。

対象者の行動予測を立てることで、効率的かつ的確に証拠を押さえることができます。

探偵が張り込みで使用する調査機材とは

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探偵は、素人ではなかなか用意しにくい特殊な機材を用いて張り込みを行います。

ここでは、探偵が実際に張り込みの際に使用する調査機材について紹介します。

カメラ類

証拠を押さえるために必須のカメラ。

ひとくちにカメラといっても、必要に応じて以下のような様々な種類のカメラを使い分けます。

  • スチールカメラ
  • コンパクトカメラ
  • 一眼レフ
  • スパイカメラ
  • ハンディタイプビデオカメラ
  • CCDビデオカメラ

「スパイカメラ」とは、例えば一見すると車のキーのような見た目の小物などに、超小型カメラが仕込まれているというものです。

他にも、ボールペンや時計など、カメラが潜んでいるとは到底思えないようなものに仕込まれているケースがあります。

CCDビデオカメラとは、半導体で作られた小型カメラのことです。

USBのような小さな見た目で、対象者に気付かれないように録画が可能です。

上記のような様々な種類のカメラを、遠くから対象者を撮影したい、至近距離で気付かれずに撮影したいなど、用途に応じて使い分けます。

GPS機器類

上でも少し触れたGPS機器

カーナビに取り付けられているものと同じようなシステムで、対象者の現在地を追跡し、その行動を把握します。

「GPSなんて取り付けたら、バレてしまわないか?」と思う人もいるかもしれませんが、その心配の必要はありません。

GPSもまた非常に小型化されており、自転車やバイクに取り付けられても気付くことは難しいのです。

通信機

先述の通り、張り込みは基本2~3人で1組となって行われます。

場合によっては1人ずつ移動手段もバラバラで、徒歩、車に分かれることもあります。

同じ対象者を追う組で連携を取るために必須となるのが、携帯電話、トランシーバーといった通信機です。

対象者の証拠や動向を掴むためというよりは、連絡手段として必ず持ち歩いているアイテムです。

まとめ

ここまで、探偵の張り込みについて紹介してきました。

探偵の張り込みは、探偵業法に則った行為です。

対象者との距離感、変装、カメラ機器などプロならではの技術や道具を駆使しながら、依頼者の求める証拠を掴みます

素人の張り込みは、長時間の見張り耐えられる忍耐力が必要とされる点や、対象者にバレてしまう危険性が高いことから、なかなか難しいというのが実情です。

一方、探偵は事前に対象者の行動を把握し、特殊な機器を利用しながら複数人で追跡するため、高確率で証拠を掴むことができるのです。

探偵の張り込みを疑問を持った方、依頼検討している方は、本記事を参考にしてみてください。

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