「旦那(嫁)が浮気しているかも!」
「浮気の証拠集めのために盗聴器は効果ある?」
「でももしかして盗聴って犯罪?」
こんな悩みを抱えている方に向けて、今回は浮気調査に盗聴器を使うことについて、
- 盗聴器で浮気調査を行うことは犯罪なのか
- 盗聴器で手に入れることの出来る浮気の証拠
- 盗聴器で浮気調査を場合の仕掛ける場所
- 盗聴器で浮気調査を行う際の注意点
などの点を中心に解説していきます。
目次
盗聴器で浮気調査を行うことは犯罪なの?
まず、結論から言えば、現在日本には盗聴行為を取り締まるための法律はありません。
「え?盗聴で逮捕されたって話を聞いたことがあるような…」
という人もいるかもしれませんが、盗聴自体は犯罪行為ではありません。
盗聴などで逮捕されているようなニュースを見たことがあるという人は、盗聴行為での逮捕ではなく、盗聴器を仕掛けるために犯した不法侵入や器物破損によって逮捕されたニュースを勘違いしているのでしょう。
盗聴そのものは犯罪ではないですが、盗聴行為から派生して、犯罪になってしまうことがあり、素人が自己判断だけで盗聴行為を行うには、リスクが大きいです。
盗聴器で手に入れることの出来る浮気の証拠
では、盗聴は犯罪ではないのなら、全て浮気の証拠になるのかというと、そうではありません。
盗聴器で手に入れた証拠は有効?
盗聴器で手に入れた証拠は、裁判で浮気の証拠として認められない場合があります。
具体的には、以下のようなパターンは違法行為を含み、証拠として認められない可能性が高いです。
- 浮気相手の家や敷地などに不法侵入を犯して盗聴器を置いた(住居侵入罪)
- スマホに盗聴アプリを無断でダウンロードした(電気事業通信法違反)
- 盗聴器で得た情報を使って、浮気相手やパートナーを脅した(脅迫罪)
盗聴行為ではなく、盗聴するために他の法律に触れてしまうと、証拠として認められなくなってしまいます。
では盗聴そのものが意味が無いのか?というと、そうではありません。
盗聴が浮気調査に効果がある理由は二つあります。
- 合法性があると判断され、証拠として有効になる可能性もある
- 情報を得ることで、より決定的な証拠を確保するために役立つ
まず、盗聴で得た音声は全てが証拠として効果が無いわけではありません。
先述した通り、盗聴行為そのものには犯罪性は無いので、自分の所有物(車や自宅)に対して盗聴器を設置すれば違法性はありません。
また、「違法性阻却事由」として認められる場合も、証拠が有効になります。
“違法性阻却事由(いほうせいそきゃくじゆう)とは、通常は法律上違法とされる行為について、その違法性を否定する事由をいう。”
傷害行為のような通常なら違法性がある行為でも、正当防衛のように正当な理由によって合法と認められる場合が違法性阻却事由に当てはまります。
今回の盗聴も、民法上の違法行為になる浮気の調査のために行なったものであると、「違法性阻却事由」と判断された場合は盗聴で得た証拠も法的に有効になり得ます。
そして、証拠にはならずとも、盗聴器で得た情報でより決定的な証拠を確保するチャンスを得られる可能性があります。
では、盗聴で得られる情報はどのようなものがあるのか、具体的に見ていきましょう。
盗聴器で手に入れることの出来る具体的な浮気の情報
浮気相手との不貞行為の有無
会話の内容から、不貞行為の有無が明らかになる可能性があります。
法的には肉体関係がなければ浮気とは言えないため、浮気の事実があるかどうかはっきりさせることは、離婚や慰謝料請求にとって非常に重要です。
ただしこの音声だけでは証拠として不十分の場合が多いです。
会話で「ホテルに行った」と言っていたからといって、パートナーを問い詰めるのは止めましょう。
決定的な証拠を隠蔽されてしまうかもしれません。
浮気相手の名前
また、浮気相手の名前がわかれば、SNSなどで調査でき、顔や年齢、職場などの基本情報を調べる手助けになるかもしれません。
浮気相手との親密度・関係性
さらに会話の内容によっては浮気相手との関係性(職場の同僚など)や、いつからの関係でどれくらいの親密度なのか、などが分かる可能性があります。
関係性を知れれば、周囲の人間に調査することも出来るようになるかもしれません。
浮気相手との今後の予定
そして、最も有益な情報が、次の浮気相手との密会の予定です。
会話によっては、次の予定の日時や密会場所も把握出来るかもしれません。
この情報があれば、改めて写真や動画などの決定的な証拠を抑えることが出来るチャンスが得られます。
盗聴器で浮気調査をする場合に仕掛けるべき場所は?
ここまでで、浮気調査に盗聴が有効なことが分かりました。
「有効だし、盗聴器を設置しよう!」
と行動する際に重要なのは、設置場所です。
この章では仕掛ける場所を選ぶときの3つのポイントを解説していきます。
対象者にバレない場所に設置する
まず重要なポイントは、対象者にバレないことです。
バレた場合、ほぼ確実に元の関係・生活には戻れなくなります。
最近の盗聴器やICレコーダーには様々な種類があり、ペン型やカード型など、一眼では分かりにくいものは沢山あります。
ですが、身近な場所であればあるほど、自分の知らないものがあれば違和感を持つものです。
対象者がどれほど持ち物に意識があるか、どんな癖があるかなど、しっかりと知った上で極力バレない設置場所を選びましょう。
必要な情報が得られるような場所に設置する
また、何重にも隠していれば盗聴自体はバレないかもしれませんが、盗聴した効果が無いほどの場所に設置しても仕方ありません。
パートナーがあまり使わない鞄や服では盗聴がバレづらいですが、効果も薄くなってしまうでしょう。
あくまで浮気相手と密会する際に身につけているものや密会現場にあるものなど、少なからず効果がある場所を選びましょう。
犯罪行為にならない場所に設置する
また設置する際に、犯罪行為に当たることはしてはいけません。
具体的には携帯電話(スマホ)に盗聴アプリを無断でダウンロードすることや、同居していない相手の家に無断で侵入して設置することは、犯罪行為です。
設置すべき場所/設置してはいけない場所
設置すべき場所は、主に3箇所です。
まず、浮気をしているかどうかまだ分からない場合は、普段持ち運ぶ仕事用の鞄や持ち物がオススメです。
ただし、大きさや見た目、重さなど、見つかり辛い盗聴器(ICレコーダー)を使用する必要があります。
また、パートナーがよく車を使用するようであれば、車のダッシュボードやルームランプ、座席の下などに設置するのもオススメです。
密室なので、リラックスして会話するため、有益な情報が得られる可能性が高いです。
さらに、浮気相手を自宅に連れ込んでいる疑いがある場合は、自宅にも設置するようにしましょう。
リビングや寝室などがおすすめです。
- 普段持ち運ぶ物やカバン
- 車
- 自宅
次に設置してはいけない場所です。
相手の家に許可無しで入る行為は不法侵入罪に該当してしまいます。
さらに、携帯電話(スマホ)に無断で盗聴用アプリをインストールすることは絶対NGです。
「不正指令電磁的記録に関する罪」に該当してしまいます。
このような場所に設置し、万が一バレた場合、設置したあなたが訴えられてしまう可能性があります。
盗聴器で浮気調査を行う際の危険な注意点まとめ
ここまで浮気調査に盗聴を行うことの有効性や効果、盗聴器の効果的な設置場所の選び方などを紹介してきました。
以上を踏まえて、もう一度浮気調査に盗聴を行う上での注意点をまとめておきましょう。
依頼されたからと言って第三者が盗聴器を設置するのはNG
まず、盗聴自体が犯罪行為ではないことは分かりました。
だからと言って、どこでも盗聴して良いのかというと、もちろんそうではありません。
いかにプロの探偵社が依頼されたからと言って、調査対象者の家に、同意なしで盗聴器を設置出来る訳ではありません。
「不法侵入や器物破損」などの犯罪行為を行なう事に変わりはないからです。
プロの探偵事務所に依頼しても、出来ないことはあるとしっかり認識しておきましょう。
盗聴器の情報は全てが証拠として有効ではないことに注意しよう
また、盗聴行為がうまくいったからと言って、全てが証拠として有効であるか、十分な証拠なのかというと、そうではありません。
犯罪行為が入っていれば有効では無くなるし、音声だけの情報では、証拠不十分と判断される可能性もあります。
盗聴による浮気調査は、あくまで補助的な役割であることを認識しておきましょう。
盗聴器を設置する際はバレた時のリスクを考えておこう
さらに、もし自分で盗聴器を設置する場合、先述した通り、バレないような場所に設置し、犯罪行為を行わないようにするだけでなく、パートナーにバレた時のことも考えておきましょう。
盗聴行為は犯罪ではないにしても、プライベートを侵害する行為です。
もしパートナーにバレれば、まず間違いなく関係は終わります。
場合によっては貴方が責められる立場にもなり得ます。
盗聴にはそれだけのリスクがあることを改めて認識しておきましょう。
- 依頼されたからと言っても、第三者が盗聴器を設置するのはNG
- 盗聴器の情報は全てが証拠として有効ではないことに注意しよう
- 盗聴器を設置する際はバレた時のリスクを考えておこう
盗聴器で浮気調査を行うよりも探偵に依頼した方が確実な理由
浮気調査でもし盗聴を行うのであれば、素人ではリスクが大きく、成果も得られる可能性は高くありません。
浮気調査がプロの探偵事務所に依頼することを強くお勧めします。
なぜか?二つの理由を解説します。
ノウハウを知っているから
まず、盗聴に関して、
- どこに設置することが効果的か
- どんな工夫をすればバレづらいか
- 何をしてよくて、何をしてはいけないのか
などを完全に把握しています。
犯罪行為を行うリスクは極端に少なく、より効果的な盗聴方法も熟知しています。
素人ではリスクばかりが大きいことが、プロの探偵事務所への依頼をお勧めする一つ目の理由です。
他の調査も同時に行えて、相談が出来る
また、浮気調査の盗聴はあくまで一つの選択肢です。
自分では盗聴が一番効果的だと意気込んでいても、プロに相談したらもっとリスクが小さく効果的な調査方法を提案されるなんてことは少なくありません。
また浮気調査の方法だけでなく、証拠に関するアドバイスや、家の中での振る舞い方など、浮気に関わる様々なことを相談出来ます。
場合によっては弁護士と提携している探偵事務所も多いので、調査後のことまで保証してくれます。
素人では分からないことを全て助けてくれるので、まずは一度探偵事務所に相談してみてはいかがでしょうか?
無料相談を行なっている探偵事務所を活用してみましょう。
まとめ
今回は浮気調査で盗聴をすることについて、
- 盗聴器で浮気調査を行うことは犯罪なのか
- 盗聴器で手に入れることの出来る浮気の証拠
- 盗聴器で浮気調査を場合の仕掛ける場所
- 盗聴器で浮気調査を行う際の注意点
という4つのポイントで解説してきました。
盗聴行為自体は犯罪ではありません。
ですが、盗聴器を設置するために犯罪を犯してしまうリスクがあったり、設置場所や設置方法によってはパートナーにむつかってしまうリスクがあったり、盗聴しても有益な情報を得られない可能性があったり、最終的には盗聴成功しても証拠として認められない可能性があることも分かりました。
これだけ見ればリスクだけが非常に高いと感じますが、盗聴をリスクは最小限に、そしてより効果的行えるのが、浮気調査がプロの探偵事務所です。
自分でやることに少しでもリスクを感じたら、まずは無料相談が出来る探偵事務所に相談しましょう。