不倫による離婚を有利に進める方法!不倫について弁護士と探偵どっちに相談すべき?

公開日:2020/01/17
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不倫や浮気は、離婚原因の一つです。

もちろん全ての離婚が不倫を原因としたものではありませんが、不倫は法律に反する「不貞行為」として離婚原因となります。

ここでは不倫による離婚の現状と、離婚を有利に進める方法について考察します。

不倫で離婚する夫婦はどのくらい?

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2018年度の司法統計「婚姻関係事件数 申し立ての動機別」によると、「異性関係」を理由とした離婚の申し立て(裁判所による調停や裁判)件数は、次のとおりとなっています。

  • 夫から:18,134件中2,594件(14%)
  • 妻から:48,351件中8,357件(17%)

男女ともに最も多いのは「性格が合わない」ですが、異性関係を理由とした離婚は、離婚理由の上位2,3位となっています

また2018年の離婚件数は、20万7千組でした。

これは統計を取りはじめた昭和22(1947)年が約8万組ですから、単純に言うと2.5倍となります。

事実、人口千人に対する離婚率を見ても昭和22年が1.02/1000だったのに対し、2018年は1.66/1000となっています。

ただし離婚率は2001年の2.30/1000をピークに減少傾向にあります。

参考:2018年度の司法統計「婚姻関係事件数 申し立ての動機別」

不倫による離婚を有利に進める方法とは

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離婚を有利に進めるには、配偶者以外の異性と肉体関係を持ったことを証明する証拠が必要です。

例えば、ラブホテル出入りしている写真、不倫相手の家に通っている写真などです。

また、不倫の証拠は複数あれば、よりこちらが有利になるでしょう。

不貞行為は、法的な離婚理由として定められています。

もちろん、訴訟を起こさなくても夫婦の話し合いで離婚が成立する場合は、証拠は関係ありません。

しかし、不倫の事実を相手が否定し、離婚を認めない場合は証拠が必要になります。

不倫の証拠を突き出すことで、不倫を否定出来なくなり素直に離婚に応じてくれるでしょう。

不倫について探偵に相談するメリット

さて、不倫を理由として離婚する場合、離婚の申し立ては不倫していない側(不倫された側)からすることになります。

ただし離婚するためには確たる証拠が必要で、それは前に述べたようにラブホテルや相手自宅に出入りする写真や動画が主体となります。

裁判や慰謝料請求において有利となる証拠を掴める

ただしここで失敗すると離婚そのものが難しくなるばかりか、状況はあなたにとって不利になってしまいます。

なぜなら不倫を疑っていることが配偶者に伝わると、夫(妻)は行動に慎重になり、不倫を突き止めることが難しくなってしまうからです。

また、素人が尾行をしたり、暗闇でフラッシュも焚かずにカメラを操作したりして、ターゲットの顔をハッキリを撮影するのは至難の技です。

このように浮気調査とは専門的で高度な技術と知識が必要ですから、探偵事務所に依頼するのが最も賢い選択です。

探偵事務所が集めることの出来る証拠は、ラブホテルや浮気相手の自宅に出入りする写真や動画です。

これは浮気を証明するのに最も有効な証拠となります。

他には、小型カメラを使ってデート現場を撮影したり、カフェでの会話を録音したりで、基本は尾行と撮影です。

不倫について弁護士に相談するメリット

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法的な手続きが出来る

そうして探偵事務所で有効な証拠を集めたら、次は弁護士に依頼します。

不倫が確実な証拠を揃えれば、相手が否定することはあまりありませんが、慰謝料、子どもがいれば養育費を請求しなければなりません。

さらには財産分与、年金分割など、お金にかかわることはプロに委ねたいものです。

納得のいく慰謝料金額を請求出来る

特に慰謝料については金額も大きいですし、それが多いか少ないかによってあなたの離婚後の生活が違ってくる可能性もあります。

離婚は通過点ですが、離婚後の生活は長く続くからです。

不倫が原因の離婚|弁護士に依頼する前に必要なもの

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なお、弁護士に依頼するときには、次のものをそろえておきましょう。

これらがあれば、弁護士による離婚調停や裁判はスムーズに進むでしょう。

またこれらの他に、弁護士から依頼された書類があれば早めにそろえておきましょう。

  • 探偵事務所で集めた証拠
  • 預金通帳
  • 固定資産の納税通知書
  • 身分証明書

妻か旦那どちらかの浮気が原因で離婚!リスクとは

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原因が何であれ、離婚するということは、夫婦が別れることです。

子どもにすれば、両親のどちらかがいなくなるということでもあります。

  • 離婚は家庭の機能を一部失うことである
  • 収入が減り生活水準が下がる
  • 子育てが大変になる

離婚は家庭の機能を一部失うことである

離婚は子どもにとっては、大きな痛手となります。

何故ならどんなに夫婦仲が悪くても、子どもから見た父親や母親は優しいことが多いものです。

親権は子どもにとってどちらの親と暮らすのが良いかという観点で選択されるので、ほとんどの場合、子どもは母親と暮らすことになります。

そうなると、家庭における父親の役割を母親が担うことになりますが、完全にカバーはしきれません。

つまり離婚は、家庭が本来持っている機能を一部失うことです。

それが子どもの教育や成長に何かしらの影響を与えることは否定できません。

収入が減り生活水準が下がる

離婚して子どもと母親の世帯になると、収入は激減してしまいます。

養育費をもらえる場合もありますが、それでも世帯収入は減ってしまいますので、生活水準は自ずと下がってしまいます。

また養育費が約束に反して減額されたり、一方的に打ち切られたりすることもありえます。

子育てが大変になる

生活水準が下がる一方で、母親はひとりで子育てをしていかなければならず、それはかなりの肉体的かつ精神的負担となります。

将来の教育費も積み立てなければならないので、将来に漠然とした不安を感じることもあるでしょう。

ただし、離婚にもメリットはあります。

人生、何か一つ手に入れれば一つ失うとも言えるのです。

結婚して安定を手に入れると同時に、恋愛時代のときめきがなくなるのと一緒です。

離婚には幾つものリスクやデメリットは確かにありますが、それでも「もうこんな生活はいやだ、離婚したい」という場合には、自分にとって離婚が有利になるように進めるのが賢い生き方です。

それには、段階を踏んで離婚を進めることが大切です。

離婚前に夫婦で取り決める内容

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  • 慰謝料を請求するかどうか
  • 子供の親権をどうするか
  • 財産分与
  • 子供との面会の頻度

不倫は、民法第709条に定める「不法行為」に該当します。

不法行為(主に不貞行為)は、お互いに貞操を守るべき夫婦仲を壊すものであり、法定離婚事由について定める民法770条1項「配偶者に不貞な行為があったとき」に該当します。

そこで、配偶者の不法行為を知った場合、それを証明できれば離婚を申し立てすることができます。

いわば離婚を有利に進めることが出来るわけです。

慰謝料を請求するかどうか

慰謝料とは、不倫によって婚姻関係を壊された代償としてお金を払ってもらうものです。

これは不倫の期間、結婚生活に与えたダメージなどによって決まります。

不倫された側としては、慰謝料は請求したほうが良いでしょう。

ただし素人が請求するには金額の算定は難しいですから、請求額や方法については弁護士に相談するのがベストです。

子供の親権をどうするか

離婚届には、親権者を父母のどちらにするかを記入しなければなりません。

親権の決定には、子どもが健康に成長出来るという観点を第一に決められますから、多くの場合は母親が親権者になります。

ここで知っておきたいのは、不倫した側(有責配偶者)であるかどうかは親権決定には無関係だということです。

つまり妻が不倫して離婚の原因を作っても、裁判所が調停や裁判で妻を親権者とする可能性は十分高いのです。

財産分与

結婚してから夫婦で形成した財産は、離婚のときに基本的に折半となります。

具体的には、住宅や土地などの不動産、現金や有価証券、車などです。

また年金も分割の対象となりますから、弁護士等に相談すると良いでしょう。

子供との面会の頻度

離婚したあと、親権者でない親が子どもと会うことを「面会交流」と言います。

離婚時に、面会交流の頻度や場所を決めておくと良いでしょう。

離婚すべきか迷っている方に読んでもらいたい

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  • パートナーが本当に浮気をしているかはっきりさせる
  • 前にも浮気経験があるひとは繰り返す可能性が高い
  • パートナーの意見にもしっかり耳を傾ける

離婚することは、新たな生活を始めることであり、メリットもデメリットもあります。

配偶者が不倫していると知った場合、離婚せずにやり直すという選択もあります。

不倫した側から離婚を請求することは出来ませんから、離婚という選択をするかどうかは全てあなた次第です。

他の異性と関係を持った配偶者と今後も暮らすのかどうか、全てはあなたの決断にかかってきます。

パートナーが本当に浮気をしているかはっきりさせる

その場合、経済的なことも重要ですが、生活が苦しくなるのは嫌だからと不倫した相手と嫌々ながら生活を続けるのも考えものです。

反対に、お金はなくても自由で自分に嘘をつかない人生を選ぶかどうかです。

最後は、あなたの人生をどう生きるかという考え方なのです。

ただしそのためには、真実をしっかり知っておかねばなりません。

浮気調査はそのための手段であり、それを受けてあなたの人生のための慰謝料なのです。

前にも浮気経験があるひとは繰り返す可能性が高い

なお、浮気や不倫をする人は何度もする傾向にあります。

要はモラルが低い人であったり、性欲が強い人であったりするのです。

そこを見極めましょう。

パートナーの意見にもしっかり耳を傾ける

これは「セックスレス」の場合に当てはまることで、あなたが拒否していたために不倫に走ったという場合、あなたも反省する余地があります。

やり直すとすれば、話し合いが必要です。

まとめ|不倫で離婚をするには証拠集めが大切

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このように、不倫が原因で離婚する場合には、確実な調査に基づく証拠が必要です。

例えば女性とLINEしていたというだけでは不倫証拠にはなりません。

弁護士経由で慰謝料請求や離婚裁判をするためには、調停や裁判に提出出来る写真や動画が必要です。

一時的に費用はかかりますが、それでもあなたの未来のために必要な経費と思えば、決して高くはないはずです。

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