不倫(不貞行為)の時効|慰謝料を請求出来る期間や時効を延期する方法

公開日:2020/03/05
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不倫(不貞行為)の時効の起算点とは

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相手の不貞行為には、慰謝料の請求が可能です。

こちらが感じた精神的苦痛を、慰謝料という形で償ってもらうことができます。

しかし、この慰謝料の請求はいつでも可能というものではなく、不貞行為の慰謝料請求には時効が決められています。

時効が完成してしまうと、慰謝料の請求が不可能になってしまうので、できるだけ早く請求するようにして下さい。

時効は原則3年で完成し、3年間が経過すると慰謝料の請求はできなくなります。

時効についての起算点は、そのケースやパターンによって大きく変わってきます。

また、状況次第では時効の年数も変わってくるので、注意して下さい。

ケース別|不倫の時効について解説

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基本的に不貞行為の時効は3年間ですが、そのケースやパターンによって変化してきます。

ここでは、不倫の時効についてパターン別にチェックしていきたいと思います。

  • 原則は3年
  • 除斥期間は20年
  • 離婚に対する慰謝料について

原則は3年

不貞行為の慰謝料の時効は基本的には3年と決められています。

この3年間の起算点は、「不貞行為と不貞相手を知ったときから3年間」です。

「知ったとき」というのは、相手の住所や名前を知った時のことを指します。

顔や存在を知っているだけでは、時効期間はカウントされません。

あくまでも住所や氏名を知り、慰謝料の請求ができる状態になってから時効期間がカウントされていきます。

3年というのは短く、あっという間に過ぎてしまいます。

不貞行為に関する慰謝料の請求をしようと思っているなら、出来るだけ早く動くようにしましょう。

除斥期間は20年

不倫が起きてから20年を経過すると、それ以降、慰謝料の請求ができなくなります。

これを除斥期間と呼びます。

この20年は、不倫をされた側が不倫について、「知る・知らない」を問わずカウントされるものです。

離婚に対する慰謝料について

上記で紹介した3年と20年というのは、不貞行為についての慰謝料請求のケースの話です。

離婚をした場合は離婚に対しての慰謝料請求も可能となっており、こちらの時効は3年間と定められています。

この3年間は「離婚が成立した日」が起算点となります。

慰謝料請求の場合もそうですが、3年間はあっという間に過ぎていきます。

慰謝料の請求を考えている人は、忘れずに行うようにして下さい。

不倫の時効を中断・延期する方法

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時効は一度カウントが始まっても、中断や延期になることもあります。

原則の3年がスタートしていても、ある一定事由が起こることで時効のカウントを止めることもできるのです。

ここでは、そんな不貞行為の時効の中断事由や延期事由についていくつか紹介していきたいと思います。

  • 内容証明を送る
  • 裁判での請求
  • 相手側の債務の承認
  • 仮差押、仮処分、差押え

内容証明を送る

一番手軽に時効を中断させられる方法がこちらです。

内容証明を送り、「催告」を行うことで、時効を止めることができます。

しかし、時効を止められるのは6ヶ月間だけと、比較的短いです。

その後、相手が話し合いに応じなかったり、もたもたしているとすぐに6ヶ月は過ぎてしまいます。

また、一度しかできないので、時効まで時が迫っていた時の延命処置的な使い方をする人が多くなっています。

裁判での請求

裁判を通じた手続きをすることで、時効を10年間止めることができます。

裁判をした時点で、時効は中断して、その後、支払いの判決が出れば10年間、時効が成立することはありません。

注意したいのは、裁判を取り下げてしまうと裁判がはじめから無かったことになり、時効は中断されないことになります。

これが原因で相手の時効が成立してしまうこともあるので、注意して下さい。

不倫をした相手側の債務の承認

相手が不倫を認め、慰謝料の支払いを認めさせることができれば、一度、時効期間はリセットされ、認めた時点が起算点となります。

仮に、時効まで残り1年というところで相手が慰謝料を払うことを認めた場合、時効期間はリセットされ、そこからまた期間を数え直すことになります。

承認をさせるときは書面で行うことで、言った言わないで争うことはなくなるでしょう。

口頭だと揉めることになるので絶対に正式な書面を用意するようにして下さい。

相手が誠実な対応をしてくれる場合は、この方法がおすすめですが、相手も利益を考えるので、なかなか承認させるというのは難しいことです。

差押えなど

相手方と慰謝料の支払いについて同意をしている場合は、差押さえをすることで時効を中断できます。

なかなか慰謝料を支払ってもらえない時に取る手段で、慰謝料を確保できます。

不倫の時効を中断する際は早めに不倫の証拠を掴むべき!

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不倫の時効というのは、いつからスタートするかが曖昧になりがちです。

さらに、原則3年というのは、あっという間に過ぎてしまいます。

ダラダラと手続きをしていると、「いつの間にか時効が成立していた」なんてこともあるので、注意が必要です。

また、裁判を利用するときは不倫の証拠がなければ中断が認められないこともあります。

なので、不倫の証拠はできるだけ早く集める必要があるのです。

不倫の証拠というのは、今日明日で集められるものではありません。

何日も張りこんだり執念深く相手を調べることでやっと見つけられるものです。

そのため時効成立直前に証拠を集めようとせず、時間に余裕を持って集めるようにしましょう。

裁判で有利になる不倫の証拠として

  • 不倫をしていると分かる写真や音声
  • メールやSNSの書き込み
  • クレジットカードの明細やレシートやホテルのサービス券など
  • SuicaやPASMOの履歴
  • 妊娠や胎児を証明できるもの
  • 調査報告書

などが挙げられます。

こういったものがあれば裁判で有利になることが多く、相手に慰謝料を請求しようと思っている人は、この証拠をできるだけスピーディーに集めるようにしましょう。

探偵なら裁判に利用出来る【不倫の証拠】を掴める!

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裁判に利用できる不倫の証拠を集めたいなら、探偵事務所に依頼するのがおすすめです。

探偵事務所では不倫の調査をしてくれ、調査だけではなく証拠も掴みとって来てくれます。

  • 自分で証拠を掴むのは難しい
  • 不倫の証拠をスピーディーに集めてくれる
  • 完全成功報酬プランがおすすめ

自分で証拠を掴むのは難しい

自分で証拠を掴むのは時間がかかり、最悪、証拠を掴むことができないこともあります。

また、自分で手続きを勧めながら相手の不倫の証拠を掴むというのは、かなりの労力がかかるものです。

探偵事務所に依頼することで、裁判で有利になる証拠を全て集めてきてくれるので、裁判を優位に進めることが出来ます。

手間をかけずに楽に証拠を掴みたい人は、探偵事務所に依頼してみて下さい。

不倫の証拠をスピーディーに集めてくれる

探偵は不倫の調査を仕事としてしているので、スピーディーに対応してくれます。

平均1週間から1ヶ月くらいで、不倫の証拠を掴んでくれるので、時間がない人にもおすすめです。

時効までの残り日数が少ない時こそ、探偵に依頼するのをおすすめします。

完全成功報酬プランがおすすめ

探偵事務所の中には、完全成功報酬プランというものを用意している事務所もあります。

完全成功報酬プランとは、「証拠を掴めた場合のみ報酬を支払う」というもので、掴めなかったら報酬を支払う必要はありません。

このプランを利用することで、「せっかく料金を支払って依頼したのに、証拠を集めてもらえなかった」ということもなくなります。

無駄にお金を払いたくない人は、完全成功報酬プランを選んでみて下さい。

また、無料相談ができる探偵事務所もあるので、探偵事務所が気になる人は一度無料相談を利用して、どういうものか確認をするのもいいでしょう。


まとめ【不倫の時効を中断した際は探偵へ依頼!】

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不倫に対する慰謝料の請求には時効があります。

いつでもできると思い、ダラダラと手続きをしてしまうと、あっという間に時効は過ぎてしまうので注意が必要です。

また、時効の中断は手間と時間がかかってしまうので、よりスピーディーな対応が求められます。

時効を中断したいなら、探偵事務所に依頼して、証拠などを集めてきてもらいましょう。

自分でやるよりも遥かに簡単に証拠を掴んでくれますし、何より手間と時間を省くことが可能です。

無料で相談に乗ってくれる探偵事務所もあるので、時効の中断をしたい人は、まずは探偵事務所に相談をしてみて下さい。

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