目次
浮気と不倫の違いとは|浮気の境界線はどこ?
浮気と不倫の違いは、以下の点になります。
- 浮気:既婚者、未婚者関係なく異性と関係を持った場合に用いられる
- 不倫:既婚者がパートナー以外の異性と肉体関係を持った場合に用いられる
詳しく解説していきます。
浮気の定義とは「浮気の境界線はどこ?」
浮気は、交際しているパートナーがいるにも関わらず、他の異性と関係を持ってしまうことです。
不倫とは違い、浮気には明確な定義がなく浮気の境界線は人によって違います。
その人自身の感じ方の問題なので、「他の異性と手を繋ぐこと」が浮気になる人もいれば、「この程度は浮気とは言わない」と思っている人もいるようです。
浮気ホームズが2020年4月に男女100人に調査したアンケートによると、このような結果になりました。
- 1位:パートナーの以外の異性と体の関係を持つ…30%
- 2位:パートナーの以外の異性とキスをする…28%
- 3位:パートナーの以外の異性と手を繋ぐ…22%
- 4位:パートナーの以外の異性と二人きりでご飯に行く…17%
- 5位:その他…3%
それぞれの考え方について解説していきます。
1位:パートナーの以外の異性と体の関係を持つ
「パートナーの以外の異性と体の関係を持つこと」が浮気の境界線とする方が全体の30%いる結果になりました。
これは、既婚者ならば「貞操義務違反」になり、慰謝料を請求出来るほどです。
例え、恋愛感情がない同士が体の関係を持ったとしても浮気だと判断されます。
2位:パートナーの以外の異性とキスをする
パートナー以外の異性とキスをする行為を浮気の境界線とする方は、全体の28%いるという結果になりました。
キスは、好きな人にだけするイメージがあるため浮気と判断されることが多いです。
自分の好きな人が他の異性にキスをしているところを目撃して許すわけがありません。
3位:パートナーの以外の異性と手を繋ぐ
3番目に多かった浮気の境界線は、「パートナーの以外の異性と手を繋ぐ」行為という結果になりました。
酔っぱらっている状態ならしょうがない(浮気ではない)と判断したり、
お酒が入っている入っていない関係なく手を繋いだ時点で浮気と判断したり、基準は人それぞれです。
しかし、恋人繋ぎをしていた場合はその異性と関係を持っている可能性があります。
4位:異性と二人きりでご飯に行く
異性と二人きりでご飯に行った時点で浮気と判断する方が17%いるという結果になりました。
この回答をした方は、「食事の後にホテルに行っているかも…」という不安があるのではないでしょうか。
この場合、ご飯に行った本人からすると浮気をしている自覚がない方のほうが多いのです。
例えば、相手が家族ぐるみで仲の良い幼馴染みや職場の上司、パートナーと付き合う前からの友人だった場合、男女の関係に発展する可能性は低いと言えます。
また、やましい関係でないのであれば、パートナーに伝えてくれるでしょう。
しかし、出会って間もない異性と食事に行っている場合は浮気の可能性があります。
最近、様子がおかしかったり、何かを隠している様子があるのなら、浮気をしているのかもしれません。
不倫の定義とは「不貞行為の意味とは」
不貞行為とは、配偶者以外の異性と肉体関係を持つことです。
不倫の場合、民法によって定義がしっかりと定まっていることが特徴です。
夫婦には貞操義務、つまり配偶者以外の相手と性的関係を持たない義務があるのです。
この貞操義務を守らず、パートナーが不貞行為をした場合には、慰謝料を請求することが出来ます。
また、不貞行為は民法第770条によって規定されている「離婚事由」の1つとなっています。
不貞行為とみなされるもの
- 配偶者以外と肉体関係を持った場合
- 配偶者以外と同棲をしていた場合
- ホテルから長時間出て来ない場合
不倫をしたとみなされる特徴は、不倫相手との間に肉体関係があったことを推測出来るということです。
ラブホテルは一般的にも、性交渉を持つことを目的に利用する場所なのでどんな言い訳を並べても、肉体関係を持ったと推定されても仕方ないのです。
同じように、2人でホテルに泊まった、相手の家に泊まったなども不貞行為を行ったと推定される状況となるでしょう。
不貞行為とみなされないもの
- 連絡を取り合っているだけの場合
- 手を繋いでいただけ証拠
- キスしているところを見た場合
配偶者が他の異性と、連絡を取り合っていたり、たまたま手を繋いだり、キスをしている写真がスマートフォンに保存されていた場合は不倫をしている可能性が高いと言えるでしょう。
しかし、肉体関係があることを証明する証拠にはなりません。
よって不貞行為とは認められないのです。
慰謝料請求に関する浮気と不倫の違い
- 浮気:ほとんどの場合、慰謝料は請求出来ない
- 不倫:不倫の証拠があれば慰謝料を請求出来る
浮気された場合の慰謝料請求について
交際している恋人に浮気をされても慰謝料を請求することが出来ません。
そもそも不倫の慰謝料というのは、パートナーの不倫によって「平穏な夫婦生活を送れなくなった損害賠償金」として支払われるお金のことでもあります。
法律上で夫婦と認められていない恋人同士には、そのような権利はないため、慰謝料の請求は難しいのです。
しかし、婚約している場合には「精神的苦痛を与えられた賠償」として慰謝料を請求することが可能になります。
不倫された場合の慰謝料請求について
不倫された場合の慰謝料の相場は、50~300万円程度です。
パートナーの不倫が発覚した後でも夫婦関係を継続するか、別居するのか、離婚するのか、によっても金額が左右されます。
他にも、不倫をしていた期間が長ければ長いほど高額になるでしょう。
しかし、パートナーが不倫をしていたことを証明出来る証拠が無ければ高額な慰謝料を請求することは難しくなってしまいます。
慰謝料を請求するために必要な不倫の証拠とは、以下のような性的関係があったことを証明出来るものです。
- 肉体関係があったことを推測出来るメールのやり取り
- 裸でベッドに横たわっている写真
- 不倫相手とホテルに出入りする写真や動画
- 配偶者が不倫をしていることを認めた音声
不倫の場合には婚姻関係を破壊したことになりますので、配偶者だけでなく不倫相手に対しても慰謝料請求をすることが可能です。
不倫をしても貞操義務には違反しないケースとは?
すでに夫婦関係が破綻しているケースです。
夫婦の関係は壊れていてお互いに無関心、夜の営みもなくセックスレスの状態が続いていた場合、更に別居をしていて離婚寸前だが離婚届はまだ出していない状態などです。
不倫慰謝料というのは損害賠償の一種ですので、損害がない場合には請求は難しくなります。
このように、すでに夫婦関係が破綻していた・もしくはそれに近い状態であった場合には、不倫をしたことにより、夫婦関係が壊れたわけではないため、不倫に対する慰謝料請求は出来なくなってしまいます。
浮気や不倫をしやすい人の特徴
- 優しすぎる
- 異性の友人が多い
- 結婚願望ない
- 寂しがり屋
- 熱しやすく冷めやすい
優しすぎる人が浮気をしやすい理由
優しすぎる性格の人は、流されやすいため異性からの誘いを断り切れず、いつの間にか浮気に発展していることがあります。
また、優しすぎせいで、LINEなどのやり取りの終わらせ方が分からないという方もいるようです。
異性の友人が多い人は浮気しやすい
異性の友人が多いという方は、異性からアプローチされる機会が多いのです。
好みのタイプの異性からアプローチされれば、気持ちも浮ついてしまうのかもしれません。
結婚願望がない人が浮気をしやすい理由
結婚願望がない人は、恋人に結婚をほのめかすことを言われると冷めてしまう傾向にあります。
このタイプの男性は、経済的にも余裕がある方が多く、女性が寄ってきやすいのでしょう。
寂しがり屋な人が浮気をしやすい理由
寂しがり屋な方は、常にパートナーと連絡を取っていたい、休日は必ず会いたいと思っている方が多いです。
パートナーが構ってくれなくなると、その寂しさを埋めようと他の異性と関係を持ってしまうのです。
熱しやすく冷めやすい
熱しやすく冷めやすいひとは、常に刺激を求めている傾向にあります。
恋人とマンネリ化してしまったり、他に気になる異性が現れた場合には衝動が抑えきれず、浮気をしてしまう可能性があります。
浮気や不倫をしている人の兆候
- スマートフォンの扱い方が変わった
- 会える時間が減った|仕事の帰宅時間が遅くなった
- 予定を確認したがる
- セックスレスになった
- 趣味が変わった
浮気・不倫をしている人は、やましいことをしていることを隠すような行動を取るようになります。
その代表的なものを今回解説していきます。
スマートフォンの扱い方が変わった
これは、不倫相手からの連絡をパートナーに見られないようにするためです。
スマートフォンの画面を下向きに置くようになったり、画面通知を表示させないように設定するようになったりした場合には、浮気を疑っても良いかもしれません。
会える時間が減った|仕事の帰宅時間が遅くなった
この場合、今までパートナーと過ごしていた時間を浮気相手にも使うようになったからだと考えて良いでしょう。
急に予定が合わなくなったり、帰宅時間が遅くなることが増えた場合には、注意が必要です。
予定を確認したがるようになった
今まで無関心だったのに、あなたの予定を確認したがるようになった場合、浮気をしている可能性があります。
浮気相手とあなたが鉢合わせることを恐れているのでしょう。
また、あなたが仕事をしている時間に浮気相手と会うためかもしれません。
セックスレスになった
これは、女性によくみられる浮気の兆候です。
女性は、好意のある男性としか性行為をしたくないと思っている方がほとんどです。
もし、交際しているのにも関わらず、性行為を拒まれた場合には、浮気相手に本気になっている可能性があります。
趣味が変わった
友達から影響される場合もあるため、絶対とは言い切れません。
例えば、今までゲームに興味がなかった女性がいきなりゲームに興味を持ち始めたり、男性が今まで興味がなかったアイドルグループにハマっている場合には、浮気相手の影響かもしれません。
離婚や慰謝料請求するなら証拠が必要
配偶者が不倫をしていることが発覚した場合には、すぐに不倫の証拠を集めましょう。
早く行動しなければ、配偶者が不倫相手に本気になり、こちらが証拠を掴んで慰謝料を請求する前に、離婚を切り出されてしまう可能性があるからです。
また、不倫の慰謝料の請求には3年という時効があります。
これは、配偶者の不倫および不倫相手が判明したときから3年です。
3年を経過すると、不倫の証拠を掴んでいても慰謝料を請求することが出来なくなります。
早めに不倫の証拠を集めるためにも、探偵に浮気調査を依頼することをおすすめします。
スムーズに離婚を進めたい場合、高額な慰謝料を請求したい場合には、探偵が作成した「浮気の調査報告書」が何より有利です。
自分で不倫の証拠を掴もうすると、中途半端に相手にバレてしまい、証拠が隠蔽されてしまうかもしれません。
浮気調査が得意な探偵に任せてみてはいかがでしょうか。
HAL探偵社では、無料カウンセリングを行っています。
まとめ
浮気と不倫の違いは、「法律で守られているかどうか」ということが分かりました。
浮気の境界線は、人それぞれです。
交際しているパートナーと上手く付き合っていくためにも、きちんと話し合うことをおすすめします。
お互いの価値観を共有することで、浮気防止にもつながるのではないでしょうか。
配偶者に不倫された場合には、すぐに不倫の証拠を集めましょう。
先ほど紹介した通り、慰謝料の請求には3年という時効があります。
不倫をしたパートナーに制裁を与えるために早めの行動が大切です。